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Harvey Mason Funk In A Mason Jar [CD]


ファンク・イン・ア・メイソン・ジャー(期間生産限定盤)

ファンク・イン・ア・メイソン・ジャー(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ハーヴィー・メイソン
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD


人気ドラマー、ハヴィー・メイソンがファンク系からフィリー・ソウルなど様々な要素を前面に出したサード・アルバム「Funk In A Mason Jar」は77年にリリースされた。ハヴィー・メイソンの凄さはその時代に合わせたトータル・サウンドで勝負し、A面は比較的ポップな歌もの、B面はフュージョン系の曲が収録されている。A面の「Till You Take my Love」はハヴィー・メイソンとデビィッド・フォスターの共作、ギターはデビィッド・フォスターのパートナーのジェイ・グレイドンとレイ・パーカーJr.、フィルアップ・チャーチの3人が参加、タワー・オブ・パワーの豪快なホーンをバックに歌うのはローリング・ストーンズやキャロル・キングなどと共演したメリー・クレイトン。同じくA面の「Freedom Either Way~Funk In A Mason Jar」はハヴィー・メイソン自身の作曲でハヴィー・メイソンがリード・ヴォーカルをとっている。この曲ではシーウィンド・ホーン・セクションが参加している。B面の「What's Going On」からはミュージシャンもガラッと変わりインストが中心となる、マーヴィーン・ゲイの超名曲のカヴァーで、テーマのメロディを奏でるのはジョージ・ベンソンのギターとハヴィー・メイソンのビブラホン、ピアノ・ソロはハヴィー・メイソンのバンドのホルヘ・ダルト、そして何と言っても凄いソロを弾くのはジョージ・ベンソンのギターで、このアルバムのベスト・トラックだ。同じくB面の「Phantazia」はデイブ・グルーシン作曲の強力なナンバーで、当時新しいタイプのベーシストとして活躍していたアンソニー・ジャクソンが大活躍し、リー・リトナーのギターと、このブログでも紹介したロニー・フォスターのムーグ・シンセサイザーがユニゾンをしている、ハヴィー・メイソンのドラムも超強力でグルーヴィーかつ個性的なドラミングを聴かせてくれる。このアルバムに参加しているミュージシャンも凄く、その他のギターリストだけでもアル・マッケイ、フィル・アップチャーチ、デヴィド・T.ウォーカーなど、ベーシストもチャック・レイニー、ルイス・ジョンソンなど、トム・スコット、ボブ・ジェームス、ラルフ・マクドナルドの大物も参加していて、ハヴィー・メイソンのセッションにおける顔の広さと信頼関係を感じられる。そして見事なセルフ・プロデュースをこなしているアルバムである。

「Till You Take my Love」

「Freedom Either Way~Funk In A Mason Jar」

「What's Going On」

「Phantazia」

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