Bobbi Humphrey Black And Blues [CD]
キュートな歌声とソフトでブルージーなジャズ・フルート奏者の、ボビー・ハンフリー。ブルーノート・レーベル初の女性フルート奏者でもある彼女のサード・アルバム「Black And Blues」は73年にリリースされた。ボビー・ハンフリーは本作より、ドナルド・バードのアルバムの制作でも知られるマイゼル兄弟と組み、よりファンク色の強い路線を指向するようになった。全曲ともクレジット上ではラリー・マイゼル作曲だが、マイゼルが提供したコード進行、バッキング・トラック、バック・コーラスを元に、ハンフリー自身が即興でメロディを作ったという。参加ミュージシャンはデイヴィッド・T・ウォーカー (g)チャック・レイニー (b)ハーヴィー・メイソン (dr)ジェリー・ピータース (key)フォンス・マイゼル(tp,vo)ラリー・マイゼル (vo)などで、チャック・レイニー (b)ハーヴィー・メイソン (dr)のリズム隊のグルーブはファンキーでソウルフル、そのリズムに乗って、彼女のメロウで可愛らしさもあるフルートは良く歌っている。ブルーノート・レコード発のジャズファンク〜クロスオーバー路線の最高峰のアルバム。
「Just A Love Child」
「Harlem River Drive」
「Blacks and Blues」