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Willie Bobo Hell Of An Act To Follow/BOBO [CD]


HELL OF AN ACT TO FOLLOW / BOB

HELL OF AN ACT TO FOLLOW / BOB

  • アーティスト: WILLIE BOBO
  • 出版社/メーカー: PNM
  • 発売日: 2010/09/30
  • メディア: CD


ウィリー・ボボは1934年、ニューヨークのスパニッシュ・ハーレム生まれで、14歳からボンゴを始め、モンゴ・サンタマリアにパーカッションを学び、19歳から4年間、ティンパレスの名手「ティト・プエンテ」のグループに在籍、その後もセッション・ミュージシャンとして活動し、60年代に自らのグループを結成、1964年には初リーダー作「Bobo’s Beat」をリリースします。ラテン・ジャズといえる初期のアルバムに比べると79年にリリースした、このアルバム「BOBO」は別人かと思われるフュージョン・サウンドであり、ジャズ・ミュージシャンが当時のフュージョン・ブームの影響をもっとも受けたと感じるアルバムでした。1曲目となる「Palos」は一時期アース・ウィンド・アンド・ファイアーにも在籍していたカッティングの名手のギタリスト、ローランド・バウティスタのカッコイイカッティングから始まります、曲もローランド・バウティスタの作曲です。AOR的な要素もある曲でウィリー・ボボのバンドのメンバーでギタリストのアベル・ザラーテの作曲の「Latin Lady」も素晴らしく、さらに名アレンジャーでキーボード奏者デイブ・グルーシンの曲「Reason For Livin'」に歌詞を付けて歌ったダンサブルなナンバー、そして「Father and Son」はジノ・ヴァネリのカヴァーでボボのヴォーカルと彼の息子エリックの語りがフィーチャーされていいます、その選曲のセンスもバラエティーに富んでいて、ラテン、ジャズ、フュージョン、R&Bnoスピリットがミックスされた躍動的なアルバムでした。残念ながらこの後ボボは癌を発病してしまい83年に死去、この「BOBO」が彼の生前にリリースした最後のリーダー作となってしまいました。カップリングのもう1枚の78年のアルバム「Hell Of An Act To Follow」から、1曲目となる「Always There」もラテン・フュージョン・サウンドです。

「Palos」

「Latin Lady」

「Reason For Livin'」

「Father and Son」

「Always There」

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Libby Titus [CD]


リビー・タイタス

リビー・タイタス

  • アーティスト: リビー・タイタス
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: CD


リビー・タイタスはアメリカ人シンガー、ソングライター、俳優、コンサート・プロデューサー。彼女のセカンドアルバム「Libby Titus」は77年にリリースされた。フィル・ラモーン、ロビー・ロバートソン、ポール・サイモン、カーリー・サイモンと言った有名な4人にプロデュースされており、カーリー・サイモンは作詞作曲でも貢献していた。彼女の最もよく知られている曲、「Love Has No Pride」はエリック・カズと共に書いたもので、この曲はそれまでに数回レコーディングされており、最も著名なのはボニー・レイットとリンダ・ロンシュタットが歌ってヒットしている。本作ではそのセルフ・カヴァーが収められている。参加したニューヨークのミュージシャンは前に紹介したジョン・トロペイ(g)やジョニ・ミッチェルのリズム隊であるジョン・ゲラン(dr)とマックス・ベネット(b)ウィル・リー(b)や、前にも紹介したハース・マルティネスも参加している。どの曲もニューヨーク的な洗練された表現する術が素晴らしく、ロード・ムービーを見ているような表現がなされている。
その後リビー・タイタスは、80年代半ばにニューヨークのレストランやクラブで有名なミュージシャンをフィーチャーしたロックンロールミュージカルの制作を開始し、これらのセッションは、「インフォーマルコンサート」につながり、ドクター・ジョン、ドナルド・フェイゲン 、 フィービ・スノウ 、 ジェベッタ・スティール、ボニー・レイットが出演し、それがきっかけに「The New York Rock And Soul Revue Live at The Beacon」を生み出した。その後も彼女はドナルド・フェイゲンと曲を作り続け、93年に結婚、その年にリリースしたドナルド・フェイゲンのアルバム「カマキリアド」の中にも共作した「フロリダ・ルーム」が入っている。

「Darkness 'Til Dawn」

「Fool That I Am」

「Love Has No Pride」

おまけでドナルド・フェイゲンとの共作「Florida Room」

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Stephen Bishop Red Cab In Manhattan [CD]


Red Cab To Manhattan (Stephen Bishop/Wounded Bird)

Red Cab To Manhattan (Stephen Bishop/Wounded Bird)

  • アーティスト: Stephen Bishop
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird
  • 発売日: 2007/07/20
  • メディア: CD


「Red Cab to Manhattan」は、シンガーソングライターのスティーヴン・ビショップの3枚目のアルバムで80年にリリースされた。マイク・マイニエリとトミー・リピューマのプロデュースでニューヨークでレコーディングを行い、スティーヴ・ガッド 、ニール・ラーセン、ウォーレン・バーンハート、アンディ・ニューマーク 、デヴィッド・スピノザ、ウィリー・ウィークス 、バジー・フェイトンなどが参加、 バッキング・ボーカルもフィービー・スノーやアート・ガーファンクルなどの大物歌手も参加、2曲だけロンドンでのレコーディングではエリック・クラプトン とフィル・コリンズが参加している。収録曲は、共作も含めて全てスティーヴン・ビショップのオリジナルで、ブロードウェイ・ミュージカルやハリウッド映画作家の系譜に属するタイプの作曲家のスティーヴン・ビショップ、その作品は都会的でほろ苦くロマンティックである、このアルバムでも方向性に変化は無く、そのメロディ・メカー性も変わりはない、佳作揃いのアルバムとなっている
この後に85年の映画「White Nights」ではスティーヴン・ビショップの書いた挿入歌の「Separate Lives」がフィル・コリンズとマリリン・マーティンの歌により全米1位を獲得、また82年の映画「トッツィー」ではテーマ曲の「It Might Be You」を歌い、アダルト・コンテンポラリー・チャートの1位を獲得した。

「Don't You Worry 」

「Send A Little Love My Way (Like Always)」

「Living In The Land Of Abe Lincoln」

「Red Cab To Manhattan」

前にも紹介しましが、おまけで映画「トッツィー」からデイブ・グルーシンの作曲「It Might Be You(邦題:君に想いを)」

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Steve Eaton Out Of The Blues [CD]


アウト・オブ・ザ・ブルース

アウト・オブ・ザ・ブルース

  • アーティスト: スティーヴ・イートン
  • 出版社/メーカー: ヴィヴィッド
  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: CD


スティーヴ・イートンは、70年代初頭にビル・ラバウンティとファット・チャンスというグループを組んでいたことあるシンガー・ソングライター。2004年にリリースされた「Out Of The Blues」は日本では26年ぶりとなるアルバムとなる。75年にアート・ガーファンクルとライチャス・ブラザーズが相次いでスティーヴ・イートンの曲を取り上げ、アート・ガーファンクが歌ったのは「Rag Doll」ライチャス・ブラザーズ歌ったのは「All You Get From Love is a Love song」この曲は77年になってカーペンターズもカヴァーし、全米トップ40のヒットになっている。この2曲はその後もリメイクが続き、「Rag Doll」はグレン・・キャンベルやサミー・ジョーンズが、「All You Get From Love is a Love song」はキャプテン&テニールが取り上げている。このアルバムでこの2曲のニュー・バージョンが聴けるのは嬉しい事だ。また「You Don't Know Me」はレイ・チャールズの名曲のカヴァー曲、「Light Me Fire」はドアーズのカヴァー曲と取り上げている、大好きな曲らしい、スティーヴ・イートンらしいソフトなアレンジが施されている。全体的に、実にサラリと自然体を貫き、スティーヴ・イートンらしいソフトなアレンジが施され、さらに2000年代に入りその時代に合わせた感性の赴くがままに作られた結果がこのアルバムに表れている。

「Fool For The Moon」、

「All You Get From Love is a Love song」

「Raking Leaves in the Wind」

「Light my Fire」

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Minnie Riperton Adventures In Paradise [CD]


ミニーの楽園

ミニーの楽園

  • アーティスト: ミニー・リパートン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/05/21
  • メディア: CD


5オクターブの音域を誇るヴォーカルとスティーヴィー・ワンダーの全面プロデュースによる名曲「Lovin’ You」で有名なミニー・リパートン、31歳という若さでこの世を去った才媛ミニー・リパートンのサード・アルバム「Adventures In Paradise」は75年にリリースされた。ソングライティング・パートナーで夫のリチャード・ルドルフと数々の第一線のポップ、ジャズ、R&Bアーティスト達を手がけてきたベテラン・プロデューサーのスチュアート・レヴィンを迎え、3人での共同プロデュースで制作されたアルバム。その後すぐに発売されるマーヴィン・ゲイの「I Want You」でその名を一躍知られることになるR&Bソングライターのレオン・ウェアがミニー夫婦と3曲を共作、クルセイダーズのメンバーのジョー・サンプル(key)やラリー・カールトン(g)を中心として、トム・スコット(sax)やジム・ゴードン(dr)などが参加し、70年代特有のジャズやソウルを基本としたファンキーでスムーズなグルーヴが魅力となっている。セクシーで官能的なミニーの歌声によるレオン・ウェアとの共作曲「Inside My Love」は後にR&Bシンガーのシャンテ・ムーアがカヴァーし、さらにジョー・サンプルが作曲に関わり、ヴォーカルと楽器が一つのように一体となった演奏が魅力の「Adventures In Paradise」など、このアルバムの楽曲の多様性を感じさせてくれます。70年代のR&B・ソウルファンの間では、このアルバムは前作に劣らず根強い人気を誇っているのですが、一般的にはあまり知られていないのが残念です。

「Feelin' That The Feeling's Good」

「When It Comes Down To It」

「Adventures In Paradise」

「Inside My Love」

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gretchen parlato live in nyc [CD]


Live In Nyc

Live In Nyc

  • アーティスト: Gretchen Parlato
  • 出版社/メーカー: Obliqsound
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: CD


グレッチェン・パラートはフランク・ザッパ、アル・ジャロー、バーブラ・ストライサンド、ヘンリー・マンシーニ、バディ・リッチなどと共演したベース奏者であるデイヴ・パラートの娘として生まれ、子供の頃はボサノヴァの影響を受けていたと言っています。2004年のセロニアス・モンク・ジャズ・コンペティションで優勝しデビュー、ロバート・グラスパーをプロデューサーに迎えたアルバム「The Lost and Found」は現代ニューヨーク・ジャズ・シーンの金字塔と言われました、それから3年の2013年にリリースしたアルバム「Live in NYC」で、進化したグレッチェン・パラートと最強メンバーと共に美しく表現した地元ニューヨクークのライブは世界的な評価を確立しました。ジョアン・ジルベルトの歌唱に影響された静寂の美しさを追究し、ボサノバ、ブラジル音楽への傾倒、そして単なるボサノバではなく彼女独特な高度なハーモニー&リズムの再構築が施されているライブ・アルバムとなり。ハービー・ハンコック作曲の「Butterfly」ウェイン・ショーター作曲の「Juju」シンプリーレッドの「Holding Back the Years」そして自作のオリジナル曲「Better Than」など、全て今まで出したアルバムからの選曲。激しく移ろうニューヨークの鼓動を伝えるアルバムとなった。

「Butterfly」

「Holding Back the Years」

「Juju」

「Better Than 」

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Candy Dulfer  Sax-A-Go-Go [CD]


サックス・ア・ゴー・ゴー(期間生産限定盤)

サックス・ア・ゴー・ゴー(期間生産限定盤)

  • アーティスト: キャンディ・ダルファー
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD


キャンディ・ダルファーはオランダ・アムステルダム生まれのサックス奏者。父ハンス・ダルファー(ダルファー)の影響で6歳よりソプラノサックスを吹き始める。11歳には父のバンドに参加し、初のレコーディングも果たす。その後マドンナやプリンスらのオランダ公演でのバックバンド・ミュージシャンとして注目を集めるようになり、プリンスのアルバムにも参加して評価を得たり、デビィド・サンボーンと共演をしたりと、その本物ぶりが浸透。セカンド・アルバム「Sax-A-Go-Go」は93年にリリースされ、その評価は完全なものへと変わっていった。前作からプロデュースを手掛けているのはキャンディ・ダルファーの良き音楽的なパートナーでもあるコンポーザー兼マルチ楽器奏者のウルコ・ベッド、この二人にフランス・ヘンドリックス(dr)を加えた三人が基本的なレコーディング・メンバーで、曲ごとに様々なミュージシャンがゲストとして参加している。「Jamming」ではジェイムス・ブラウン側近のホーン・セクションJB'sがホーンとヴォーカルで参加。「2 Funky」ではタワー・オブ・パワーのホーン・セクションが参加、タイトル曲の「Sax-A-Go-Go」キャンディ・ダルファーとイージー・モー・ビーの共作、イージー・モー・ビーはマイルス・デイビスの遺作「ドゥー・バップ」を手掛けた黒人プロデューサー。「Pick Up The Pieces」は英国のバンド、アベレージ・ホワイト・バンドの75年の大ヒット曲カヴァーなど、ファンク・リズムを基本にし、ラップをフューチャーされたアルバム「Sax-A-Go-Go」はヒップホップ時代にふさわしいポップ・インストゥルメンタルで、このアプローチはこの時代のトレンドでグローバー・ワシントンJr.なども取り入れている。キャンディ・ダルファーは同時代の最新のサウンドやビートをいかにうまく自分の音楽に取り入れ表現することが出来る感覚の鋭いミュージシャンだと言う事がわかる。

「Jamming」

「2 Funky」

「Sax-A-Go-Go」

「Pick Up The Pieces」

おまけでお父さんのハンス・ダルファーの「Grand Slam」90年代のフジテレビ系列のセリエAダイジェストのBGMに使われていた曲、サッカー・ファンの人覚えています?

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Harvey Mason Funk In A Mason Jar [CD]


ファンク・イン・ア・メイソン・ジャー(期間生産限定盤)

ファンク・イン・ア・メイソン・ジャー(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ハーヴィー・メイソン
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD


人気ドラマー、ハヴィー・メイソンがファンク系からフィリー・ソウルなど様々な要素を前面に出したサード・アルバム「Funk In A Mason Jar」は77年にリリースされた。ハヴィー・メイソンの凄さはその時代に合わせたトータル・サウンドで勝負し、A面は比較的ポップな歌もの、B面はフュージョン系の曲が収録されている。A面の「Till You Take my Love」はハヴィー・メイソンとデビィッド・フォスターの共作、ギターはデビィッド・フォスターのパートナーのジェイ・グレイドンとレイ・パーカーJr.、フィルアップ・チャーチの3人が参加、タワー・オブ・パワーの豪快なホーンをバックに歌うのはローリング・ストーンズやキャロル・キングなどと共演したメリー・クレイトン。同じくA面の「Freedom Either Way~Funk In A Mason Jar」はハヴィー・メイソン自身の作曲でハヴィー・メイソンがリード・ヴォーカルをとっている。この曲ではシーウィンド・ホーン・セクションが参加している。B面の「What's Going On」からはミュージシャンもガラッと変わりインストが中心となる、マーヴィーン・ゲイの超名曲のカヴァーで、テーマのメロディを奏でるのはジョージ・ベンソンのギターとハヴィー・メイソンのビブラホン、ピアノ・ソロはハヴィー・メイソンのバンドのホルヘ・ダルト、そして何と言っても凄いソロを弾くのはジョージ・ベンソンのギターで、このアルバムのベスト・トラックだ。同じくB面の「Phantazia」はデイブ・グルーシン作曲の強力なナンバーで、当時新しいタイプのベーシストとして活躍していたアンソニー・ジャクソンが大活躍し、リー・リトナーのギターと、このブログでも紹介したロニー・フォスターのムーグ・シンセサイザーがユニゾンをしている、ハヴィー・メイソンのドラムも超強力でグルーヴィーかつ個性的なドラミングを聴かせてくれる。このアルバムに参加しているミュージシャンも凄く、その他のギターリストだけでもアル・マッケイ、フィル・アップチャーチ、デヴィド・T.ウォーカーなど、ベーシストもチャック・レイニー、ルイス・ジョンソンなど、トム・スコット、ボブ・ジェームス、ラルフ・マクドナルドの大物も参加していて、ハヴィー・メイソンのセッションにおける顔の広さと信頼関係を感じられる。そして見事なセルフ・プロデュースをこなしているアルバムである。

「Till You Take my Love」

「Freedom Either Way~Funk In A Mason Jar」

「What's Going On」

「Phantazia」

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Bobbi Humphrey Black And Blues [CD]


ブラックス・アンド・ブルース

ブラックス・アンド・ブルース

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: CD


キュートな歌声とソフトでブルージーなジャズ・フルート奏者の、ボビー・ハンフリー。ブルーノート・レーベル初の女性フルート奏者でもある彼女のサード・アルバム「Black And Blues」は73年にリリースされた。ボビー・ハンフリーは本作より、ドナルド・バードのアルバムの制作でも知られるマイゼル兄弟と組み、よりファンク色の強い路線を指向するようになった。全曲ともクレジット上ではラリー・マイゼル作曲だが、マイゼルが提供したコード進行、バッキング・トラック、バック・コーラスを元に、ハンフリー自身が即興でメロディを作ったという。参加ミュージシャンはデイヴィッド・T・ウォーカー (g)チャック・レイニー (b)ハーヴィー・メイソン (dr)ジェリー・ピータース (key)フォンス・マイゼル(tp,vo)ラリー・マイゼル (vo)などで、チャック・レイニー (b)ハーヴィー・メイソン (dr)のリズム隊のグルーブはファンキーでソウルフル、そのリズムに乗って、彼女のメロウで可愛らしさもあるフルートは良く歌っている。ブルーノート・レコード発のジャズファンク〜クロスオーバー路線の最高峰のアルバム。

「Just A Love Child」

「Harlem River Drive」

「Blacks and Blues」

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Laura Nyro Season Of Lights Laura Nyro In Concert [CD]


光の季節~イン・コンサート(期間生産限定盤)

光の季節~イン・コンサート(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ローラ・ニーロ
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/08/17
  • メディア: CD


ローラ・ニーロは、NY・ブロンクス生まれ、60年代後半から、シンガー・ソングライターとして都会に生きる女性の光と影を鋭い感性で綴り、97年に亡くなった後も、多くのミュージシャンたちに大きな影響を与えている。結婚、離婚、母親の他界などで6年間の空白を経ての復帰作「Smile」に伴う76年の全米ツアーのカーネギー・ホールやコロラド大学でのライヴを集大成したものが「Season Of Lights Laura Nyro In Concert」で、77年にリリースされた。当時恋仲だったギタリストのジョン・トロペイを筆頭にマイク・マイニエリ(vib)、リチャード・デイビス(b)、アンディ・ニューマーク(ds)などニューヨークの名うてのミュージシャンが集結、躍動感あふれる演奏が、独特のローラ・ニーロ節を盛りたてる。このアルバムはアメリカのポップチャートにニーロを復帰させたアルバム「スマイル」の販売をサポートするために録音され、ローラ・ニーロにとっての最初のフルバンドでのツアーを録音したもので、もちろん音楽的には「スマイル」の延長線上にあるのだが、ニューヨークの素晴らしいミュージシャン達による演奏により、アルバムバージョンをそのまま演奏するのではなく、多くの曲は巧みに編曲しなおしていて、各曲が原曲とは違う表情を見せている。ライブらしいローラ・ニーロのジャジーな雰囲気に合わせたサウンドとなっている。
ジャケットは日本人画家の谷内六郎。

「Money」

「Smile」

「Upstairs by a Chinese Lamp 」

「Captain Saint Lucifer」

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