Art Garfunkel Angel Clare [CD]
アート・ガーファンクル初のソロアルバム。「エンジェル・クレア」の原題は、トーマス・ハーディの小説『ダーバヴィル家のテス』の登場人物エンジェル・クレアからとられている。
サイモン&ガーファンクル解散後大きな話題とともに発表された、ソングライターではなくヴォーカリストのガーファンクルがジム・ウェッブ、ポール・ウィリアムス、ロジャー・ニコル、ランディ・ニューマン、ヴァン・モリソンなどのシンガー・ソングライター作品を採り上げ、2年かけて吟味し完成されたヴォーカリストとしての立場で作られたもので、ガーファンクルの魂と新境地を感じられ、美しいヴォーカルを堪能できる、またサイモン&ガーファンクル解散後ポール・サイモンに遅れをとっていた重圧を跳ね除けその期待に応えたアルバムでもある。ラリー・カールトン、ハル・ブレイン、ラリー・ネクテル、ジョー・オズボーン、JJ・ケイルといったトップミュージシャンたちがバックを固め、ポール・サイモンとジェリー・ガルシアがゲスト参加している。ガーファンクルの独特のハイトーンヴォイスがたっぷり味わえる。「All I Know」がシングルチャート9位まで上がり、アルバムも5位と大ヒットを記録した。
「Travelling Boy」前回紹介したポール・ウィリアムスとロジャー・ニコルの共作。
「All I Know」ジム・ウェッブの作曲、彼とは以後何度もコラボレーションします。
「Feuilles Oh/Do Spacemen Pass Dead Souls On Their Way To The Moon?」ハイチ民謡に中盤にバッハの「クリスマス・オラトリオ」が挿入されている曲で、選曲したガーファンクルのセンスは素晴らしい。
よく聞きました。
懐かしく思い出します。
by ハマコウ (2021-04-19 15:17)
ハマコウさん
本当に良いアルバムですよね!
by ameneko (2021-04-19 20:22)
邦題「天使の歌声」ですね。
擦り切れるほどよく聴きました。
どの曲も秀逸だと思いますが特に好みだったのは
アルバートハモンドが作曲した
「ひとりぼっちのメリー」です。
by NO14Ruggerman (2021-04-22 00:34)
NO14Ruggermanさん
「ひとりぼっちのメリー」も良いですよね、このアルバムはガーファンクル独自の選曲力が見事にハマっていますよね。
アルバートハモンドが自作で歌ったカリフォルニアの青い空も良かったけど、「ひとりぼっちのメリー」と言われて、彼が作曲したレオ・セイヤーの「ウェン・アイ・ニード・ユー」とカーペンターズの「青春の輝き」を思い出しました、どれも凄い曲です。
by ameneko (2021-04-22 01:20)