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King Crimson In The Court Of The Crimson King [CD]


In the Court of the Crimson King

In the Court of the Crimson King

  • アーティスト: King Crimson
  • 出版社/メーカー: Discipline Us
  • 発売日: 2005/02/22
  • メディア: CD


世界中を驚愕させた革命的なデビュー作「In The Court Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)」はロバート・フリップの考えを中心に実験的なインプロビゼーションやクラシック音楽やジャズのオーケストラのように音楽を構築して組み立てていく事を重要視したもので、もちろんメンバー個々の卓越した演奏技術があるから出来た事なのだが、当時主流になっていたクリームやジミヘンがロックの演奏力を格段に高めたアドリブによる演奏とは明らかに違う方向性で、それまでロックの世界になかったプログレッシブロックという概念を決定的なものにしたアルバムで、リスナーの知性や想像性に訴えかける作品を創り上げたのです。当時、あまりの衝撃で実際は5位だったのにビートルズの「アビイ・ロード」を1位から転落させたアルバムといった内容で紹介されてしまう都市伝説も生まれました。


「21st Century schizoid man(21世紀の精神異常者)」歪ませたヴォーカル、フリージャズ、ハードロック、破壊的演奏など入れたのに、これほど分かりやすく人間なら誰しもが持つ狂気・不安・恐怖などのイメージを具現化したものである。

「Epitaph」グレッグ・レイクのヴォーカルが最高で、ドラマチックに盛り上がっていく手法は、プログレの常套表現として、これ以降多くのグループが取り入れていく。

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コメント 2

平凡な生活者

ameneko さん
若かりし頃、ジャケットに一目惚れして購入した覚えがあります。
特に「Epitaph」が気に入って何度も聴いていました。
The fate of all mankind, I see.
Is in the hands of fools.
人々の運命は、愚か者の手に委ねられているのだろうか
Confusion will be my epitaph
錯乱(=混乱・戦争)が私の墓碑銘になるだろう

 今歌詞を読み返すと、愚かな人(=自尊心・高慢・特権意識の強い王・君主・指導者・政治家)の行動に巻き込まれ、多くの命が奪われていることを嘆いた曲だったのかとしみじみ感じています。死んだ人やこれから犠牲となる人の代わりに、指導者を暗に批判していたのでしょうか。力が入った曲です。
紹介ありがとうございます。
by 平凡な生活者 (2020-12-10 17:13) 

ameneko

平凡な生活者さん
確かロバート・フリップの作詞だったと思います、グレッグ・レイクもエマーソン・レイク&パーマーになってからも歌っていました、名曲です。
by ameneko (2020-12-12 01:03) 

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