Brand X Unorthodox Behaviour [CD]
Brand Xは、1975年にジョン・グッドソール(ギター)、パーシー・ジョーンズ(ベース)、ロビン・ラムリー(キーボード)、ジャック・ランカスター(ウッドウィンド)らで結成。セッションには何人かのドラマーが招かれた。その中にはビル・ブルーフォードもいたがキング・クリムゾンとの契約上正式に参加できず、最終的にジェネシスのフィル・コリンズがその座についた(コリンズのソロ・プロジェクトと思われがちであるが、彼はあくまでメンバーの一人としての参加である)。 フィルはジェネシスとの二足のわらじで、この当時のジェネシスと言えば、ピーター・ガブリエルが脱退し、コリンズをフロント・マンに再出発する時期でした。76年にファース・アルバム「Unorthodox Behaviour(異常行為)」をリリース、本国イギリスではダメだったが、アメリカでは「メロディ・メーカー」誌で人気投票で3位になり、ヨーロッパ・ベスト・ジャズ・アルバム賞を受賞するなど、数字以上に注目された、アメリカ人には出来ないイギリス人のブリティッシュ・プログレッシブロック・ジャズ・ロック的なサウンドが認められた為で、そのスリリングなインター・プレイには圧倒される。コリンズの縦横無尽のドラム、ジョーンズの独自のフレットレス・べース、グッドソールのイギリス人らしい表情豊かなギター、ラムレイの美しいローズやシンセの音色など、4人の傑出したプレイが聴けるファース・アルバムである。
「Nuclear Burn」
「Born Ugly」
「Running On Three」
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