Steely Dan Katy Lied [CD]
スティーリー・ダンの4作目のアルバム「Katy Lied」は75年にリリースされた。このアルバムから完全にバンドの形をやめ、前作からのワークショップ方式のセッション・ミュージシャン中心のレコーディングへと完全にシフトし完全無欠のスタジオ・グループとしての最初の作品で、楽曲ごとにミュージシャンを選び起用するようになります。しかしツアーも行っていたバンド時代と鉄壁のスタジオ・ユニット時代との狭間も作品だけに、初期のスティーリー・ダンのロック色が濃い曲もあり、この後のアルバム「幻想の摩天楼」以降のスティーリー・ダンの完成された曲もあるという面白いアルバムでした。プロモーション・ツアーなしに全米アルバム・チャート13位となる立派な成績を残したアルバムです。
「Black Friday」
「Doctor Wu」
「Any World (That I'm Welcome To)」
ドナルド・フェイゲンの声もけっこう好みです。スティーリー・ダンは、メンバーが一定していないようですが、スティーブ・ガッドや、ラリー・カールトンが一緒だった時期もありましたよね?
by バク・ハリー (2023-06-16 11:26)
全米トップ40で「リキの電話番号」を初めて聴いたとき
メロデイやリズムの進行が他とはまるで違う不思議な魅力に
取りつかれたのがスティーリー・ダンとの最初の出会いでした。
このアルバムは「エイジャ」の前に発表されているのですね。
今聴いてもまったく色あせていないですね。
by NO14Ruggerman (2023-06-16 13:20)
バク・ハリーさん
スティーリー・ダンは初期のアルバム2枚だけがメンバーを固定していますが、その後のアルバムはロック・バンドの固定概念を変えた方式でレコーディングし、楽曲ごとにミュージシャンを選び起用するようになります。ポップ・ロック史に大きな足跡を残した名盤「Aja」ではラリー・カールトン、ロベン・フォード、ジェイ・グレイドンなどギタリストだけで8人も起用、ドラマーもスティーブ・ガットをはじめ6人も起用しています。相当なテイクを重ね、最も良いテイクを厳選して作られたアルバムでした。スティーリー・ダンの作品へのクレジットはミュージシャンにとってステイタスとなりました。
by ameneko (2023-06-16 21:07)
NO14Ruggermanさん
このアルバムは「リキの電話番号」が入った「プレッツェル・ロジック」の次のアルバムになります。「リキの電話番号」も良いですよねシングル曲ではスティーリー・ダンで一番ヒットした曲で洗練されたポップ・ナンバーでした。このアルバムまで当時好きだったロック・ギタリストのリック・デリンジャーが参加していたので特に印象に残っています。
by ameneko (2023-06-16 22:05)