Joe Sample Carmel [CD]
前作の「虹の楽園」から1年後の79年にリリースされた「Carmel」邦題「渚にて」ジョー・サンプルのソロ・アルバムとしては前作を凌ぐ高い評価を得ている。Carmelとはアメリカの西海岸で最も美しい景観を持つと言われている場所の一つで、ジョー・サンプルはモチーフとして美しい自然からのインスピレーションを受けて自身の表現力と創造性を出せるかにこのアルバムの意味を生み出していて、ジャケットの裏にジョー・サンプル自身の詩「カーメル・バイ・ザ・シー」が書かれていて、海辺のカーメルは人生のシンフォニーだという一節からもうかがわれる。全7曲の全てがジョー・サンプルの書き下ろしで曲作りも進化し、そのうちの6曲がアコースティック・ピアノでの演奏となっている、ヒューバート・ロウズのフルートのソロがフィーチャーされる以外はジョー・サンプルのピアノ・ソロとなっていて、前作以上に透明度の高いピアノを表現し、クォリティーを圧倒的に高めている。
参加メンバーはジョー・サンプル(p, key) ヒューバート・ロウズ(fl) ディーン・パークス、ポール・ジャクソンJr.(g) エイブラハム・ラボリエル、バイロン・ミラー(el-b) スティックス・フーパー、ロバート・ウィルソン(ds) ポウリーニョ・ダ・コスタ(per)などで、アコースティック・ピアノのメロディが際立った内容を気持ち良く支えている。
「Carmel」ジョー・サンプルの哀愁のメロディが遺憾なく発揮されている名曲。
「Midnight And Mist」ヒューバート・ロウズの美しいフルートのソロがフィーチャーされている。
本作は前作に比してさらにメロウさが増した感じが強い分
耳触りが良すぎて却って印象が薄くなった感がありました。
それでも当時はよく聴いたものです。
by NO14Ruggerman (2021-05-05 18:03)
こんにちは。
ジョー・サンプル、懐かしいです。
カセットの時代、車の中でよく聞きました。
日本公演にも行きました!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2021-05-05 18:45)
NO14Ruggermanさん
言っている事良くわかります、前作よりはインパクトは無かったのは感じますし、アコースティック・ピアノのプレイ良さはこのアルバムの方が良く出ていると感じています。
by ameneko (2021-05-05 21:02)
Boss365さん
レコードとカセットの時代でしたね、同じく車の中でよく聞きました。
クルセイダースは80年代になってから見に行きました。
by ameneko (2021-05-05 21:14)