Tom Scott & L.A. Express Tom Cat [CD]
作曲家で編曲家のネイザン・スコットを父に持ち、ウェスト・コースト・ジャズ、フュージョンを代表するサックス奏者のトム・スコット。ジョージ・ハリスンとジョニ・ミッチェルのツアーに参加したり、ポール・マッカートニーのシングル「あの娘におせっかい」の間奏でソロを取ったり(前にも紹介したのですがメチャクチャに良いソロです)、ブルース・ブラザーズのオリジナル・メンバーとして参加したり、ジャズのみならず、ロックやポップスの分野にも範囲を広く持つミュージシャン。アルバム「トム・キャット」はトム・スコットが自身のグループ、L.A.エキスプレスのセカンド・アルバムとして74年から75年にかけて録音したもの、前作はクルセイダースのジョー・サンプル、ラリー・カールトン、マックス・ベネットの3人がいたためクルセイダーズの色が濃かったが、本作ではキーボードがジョー・サンプルからラリー・ナッシュに、ギターがラリー・カールトンからロベン・フォードに変わっている為にトム・スコット自身の色合いが強くでている。マックス・ベネットとトム・スコットとのコラボレーションが魅力となっているアルバム。
「Rock Island Rocket」マックス・ベネットの作曲、クルセイダーズのタッチを残しているが、トム・スコットらさが強調されたアグレッシブでロック色の強い曲となっている。
「Tom Cat」マックス・ベネットの作曲、トム・スコットのサックスによるテーマとリフがカッコイイ!
ほぼ同じ頃の映画「タクシードライバー」のトム・スコットのサックスも良かった。
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