Emerson, Lake & Palmer Brain Salad Surgery(恐怖の頭脳改革) [CD]
Brain Salad Surgery by Emerson Lake & Palmer
- アーティスト: Emerson Lake & Palmer
- 出版社/メーカー: Castle Music UK
- メディア: CD
73年初頭にエマーソン、レイク&パーマー自身がレコード・レーベル「マンティコア」を設立し、本作はそのマンティコアから初めてリリースされたアルバム「Brain Salad Surgery(恐怖の頭脳改革)」。グレッグ・レイク(ボーカル、ベース、ギター)、キース・エマーソン(ピアノ、オルガン、ハープシコード、アコーディオン、ムーグ・シンセ、ボーカル)、カール・パーマー(ドラム、パーカッション、パーカッション・シンセ)によるトリオ形態で制作され、彼らの全盛期の最後のスタジオ録音作品とされている。過去アルバム3作で示したアプローチ(クラシカルさやジャズとロックの融合、攻撃的で暴力的なハードロック、シンフォニック、叙情性やリリカルなバラード)を進化させているアルバム。
アルバムの一曲目の「聖地エルサレム」はチャールズ・ヒューバート・パリーの作曲のエルサレムをアレンジしたもので、歌詞は原曲のままにしている。クラシックの楽曲を多数演奏したエマーソン、レイク&パーマーだが、声楽曲をアレンジしたのはこの曲が最初である。「トッカータ」は、アルゼンチンのアルベルト・ヒナステラが作曲「ピアノ協奏曲第1番第4楽章」を編曲したもの。大作の「悪の教典#9」はグレッグ・レイクとキース・エマーソンのオリジナルで、第1印象パート1から第3印象までの4曲で構成されている、一部ではグレッグ・レイクがエレキ・ギターを弾き、エマーソンが右手でキーボードを弾きながら左手のモーグ・シンセサイザーでベース・パートを補完することにより、4ピースバンドスタイルをトリオ編成で実現した。「聖地エルサレム」はイギリスでシングルとして発売されたが、アメリカでは宗教の問題で見送られた。アルバムのアートワークは、アメリカの映画「エイリアン」のデザインでも有名なスイスの画家:ハンス・リューディ・ギーガーが手掛けています。
当時の最先端となるムーグ・シンセサイザーを縦横無尽に駆使し、豊富なアイデアとテーマを提示したアルバムです。
「聖地エルサレム」(作詞:ウィリアム・ブレイク、作曲:チャールズ・ヒューバート・パリー、編曲:エマーソン、レイク&パーマー)
「トッカータ」(原曲:アルベルト・ヒナステラ、編曲:エマーソン、パーマー)
「悪の教典#9 第1印象 パート1 」(作曲:エマーソン、レイク)
「トッカータ」のエンディングの部分を聴いていて
「展覧会の絵」ライブが浮かんできたのですが
シンクロしてませんかね。
久しぶりに「展覧会の絵」を聴いてみようと思います(^^♪
by NO14Ruggerman (2021-09-04 12:51)
NO14Ruggermanさん
「展覧会の絵」か「タルカス」か迷ったんですが、少し後に出したアルバム「恐怖の頭脳改革」にしました。「展覧会の絵」はライブだったのでキース・エマーソンの弾き癖も出ているので、このアルバムでも自然とシンクロしていますよね。
by ameneko (2021-09-04 14:53)
E LPのアルバムとカセットは家のどこかにあるはず。
音楽の時間に教員が「これを聴け!」と当時のバカでかいカセットデッキを持ち込んで ELPの展覧会の絵を流していたのを思い出しました。
by kou (2021-09-05 09:51)
kouさん
そんな音楽の授業は羨ましいです、授業中にロックを聴かせてくれる教師だったら、もっともっとクラシックが好きになっていたかも。
by ameneko (2021-09-05 22:50)