杉真理 Stargazer [CD]
杉真理が83年に発表した通算6枚目のアルバム「Stargazer」、前年の82年3月に「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」(大滝詠一・佐野元春・杉真理)に参加、そこで大滝から受けたアドバイスがもっと自分らしさをアピールする事、これをきっかけに「バカンスはいつも雨」が誕生、敬愛するビートルズ調のハーモニカをイントロで使うなどキャッチーな展開をし、先行シングルとしてヒットし、杉真理を明確にアピールした。このアルバムのコンセプトはフランシスコ・コッポラの映画「ワン・フロム・ザ・ハート」にインスパイアされたというもので、キャッチーでポップな魔法のような世界を展開、杉真理の最高傑作の一つと言われるアルバムとなる。82年に松任谷由実、須藤薫とのジョイント・コンサート「Wonder Full Moon 行かないで夏休み」を開催するなど、この時期は杉真理にとっての最初の黄金時代である事は間違いない。佐野元春がコーラスで参加し、シングル曲となった「内気なジュリエット」や浜田省吾がコーラスで参加した「サスピション」、杉真理らしいアレンジが光る「懐かしき 80'S」ストリングスをフューチャーしたバラード「君は天使じゃない」など実にバラエティ豊かなアルバムで、全て杉真理がアレンジを手掛けているアルバムでもある。
「バカンスはいつも雨」
「内気なジュリエット」
「懐かしき 80'S」
「君は天使じゃない」
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