山本達彦 MARTINI HOUR [CD]
- アーティスト: 山本達彦
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2008/12/17
- メディア: CD
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前作の大ヒットアルバム「太陽がいっぱい」のポップなアルバムから一転し、よりサウンド志向が強く反映されたアルバムで、クールでストイックなダンディズムの極致ともいえる世界を展開、当時のファンには、当時大きな戸惑があったと思われるアルバム「マティーニ・アワー」は83年にリリースされた。現在の山本達彦の出発点となった作品で、スティーリー・ダンのフリークの彼らしい都会的で洗練されたナンバーが並び、スティーリー・ダンの名作「Aja」でエンジニアを務めたエリオット・シャイナーにミックスダウンを依頼する徹底ぶり、80年代シティポップの貴公子と言われた山本達彦らしいスマートな世界感を展開、彼のアルバムの中で、間違いなくトップクラスの出来の良さの作品である。作詞・作曲・編曲の顔ぶれは、作詞は山川啓介・竜真知子・杉山政美、作曲は山本本人とNOBODY、作詞で松尾由紀夫が初参加となっているのが大きいだろう、松尾はこの時期作詞家としての活動を手掛けるようになった当初だったようだが、以後山本のアルバムにおいて欠かせない存在となっていく、編曲は前作に続き井上鑑。さらに当時、航空会社の沖縄キャンペーン曲「MY MARINE MARILYN」は山本達彦の大きなステップアップのきっかけとなった。
余談ですが、高校時代は同級生の渡辺香津美（17歳でソロ・アルバムを出してデビューした天才ジャズ・ギタリスト）とバンドを組んでいたそうです。
「May Storm」
「In Summer Day」
「Too Far Away」
「Summer Holiday」
「My Marine Marilyn」
デビュー当時のフォノグラムから移籍した東芝EMI在籍時の作品は良く聴きましたね。きっかけは 今は役者よりタレントのイメージが強い（気象予報士もしてましたっけね！）石原良純さん主演の映画[凶弾]の主題歌になった「LAST GOOD-BYE」がヒットしてから。なんか作品の世界と彼の存在は憧れでもありましたね。
シティ・ポップスど真ん中の頃でしたね。当時は女性ファンが多くてなんか肩身狭い感じがしてました。周りの友達に話をしても？？？なんて感じ。でもちょっと年上のお姉さんとは よく彼の話題で盛り上がりました。この後くらい「夢より苦しく」以降のシングルは どれも甲乙つけがたく好きなんですよ。あまり余裕がなかったからアルバムよりシングルを買ってましたので まだすべて聴きつくしては無いんですが・・・。＾＾
そういえば「MY MARINE～」がＣＭに起用された時 もうひとつの航空会社のＣＭソングが「高気圧ガール」山下達郎だったんですよね。あの夏は 偶然にも！”山達”の戦いと話題になりましたっけ！
by ゆうのすけ (2022-04-28 23:15)
ゆうのすけさん
このアルバムから山本達彦の色がより明確になって現れたアルバムでした、「MY MARINE MARILYN」はNOBODYの作曲だったのでチョットCMらしい曲でした。「夢より苦しく」も良かったですね、来生えつこの作詞だったのでそこも良かったです。山本達彦さん、作詞はほとんどしていないので、その辺がどうしてなのかと不思議に思っていました。
by ameneko (2022-04-29 00:33)