Tom Tom Club [CD]
ニューヨークのポスト・パンク・シーンから登場したトーキング・ヘッズのベースで紅一点のティナ・ウェイマスとドラムのクリス・フランツ、トーキング・ヘッズのリズム隊であると同時に、ふたりは夫婦でもある。クリス・フランツは妻のティナ・ウェイマスをボーカルにしたプロジェクトを始めたいというアイディアから始まり、元ウェイラーズのキーボードのタイロン・ダウニー、フランク・ザッパ一門の門下生でキング・クリムゾンのギタリストのエイドリアン・ブリュー、ジャマイカのパーカッション奏者のスティッキーなどが集まりユニットとなったのがトム・トム・クラブである。トム・トム・クラブが81年にリリースしたファースト・アルバム「Tom Tom Club(おしゃべり魔女)」は、トーキング・ヘッズがアフリカ音楽に傾倒していたように、トム・トム・クラブのメンバーもブラック・ミュージックに偏っていきます。サイドユニットバンドだった為か、本家のトーキング・ヘッズのような緊張感や緻密さは無いかもしれませんが、集まった13人がハバマのナッソーで録音されたサウンドは混然一体となって大騒ぎしながら作ってしまったと思われる楽しい雰囲気で、普遍的な楽しさを伝えてくれます。
「Wordy Rappinghood」
「Genius Of Love」
「Under The Boardwalk」
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