The Rolling Stones Black And Blue [CD]
「ブラック・アンド・ブルー」はギターのミック・テイラー脱退後、ギターのロン・ウッドが初めて参加したアルバムで、スワンプ・ロックから離れ、ソリッドかつストレートなロックへと転換、洗練されたニューソウルの影響が強く、そしてアルバム全体に渡ってキーボードのビリー・プレストンの大きな貢献が認められる。ロン・ウッドは75年のツアーから参加しているが、当時はまだフェイセズが活動しており、あくまでサポートメンバーという扱いだった。ウッドが正式にストーンズのメンバーとなったのはフェイセズ解散後の1976年2月である。ロン・ウッドが本作で参加したのは8曲中5曲だが、このうちギターで参加したのは2曲のみである。ミック・ジャガーの裏声を活かしたバラードの名曲「Fool to Cry(愚か者の涙)」の歌詞の中に、幼い娘が父親に「なぜ泣くの?」と聞く描写があるが、実際にこの曲はジャガーと当時の妻のビアンカ・ペレス・モラ・マシアスとの間に生まれた娘ジェイドがまだ幼かった頃に実在した話から作られた曲である、有名なエピソードとして、この曲をライブで演奏していたキース・リチャーズはミック・ジャガーの裏声があまりにも気持ち良くて寝てしまったエピソードがある。
「Hot Stuff」
「Hey Negrita」
「Fool To Cry 」
「Crazy Mama」
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