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Eric Clapton [CD]


Eric Clapton: Deluxe Edition

Eric Clapton: Deluxe Edition

  • アーティスト: Clapton, Eric
  • 出版社/メーカー: Polydor / Umgd
  • 発売日: 2006/05/23
  • メディア: CD


アルバム「エリック・クラプトン」は70年に発表されたエリック・クラプトンのソロ名義でのファースト・アルバム。ブラインド・フェイス解散後、デラニー&ボニーのツアーに帯同したエリック・クラプトンは大きな刺激を受け、デラニー・ブラムレットをプロデューサーに起用した、初のソロ・アルバムはアメリカン・ロック的な内容に仕上がった。ボニー・ブラムレットをバック・ヴォーカルに迎え、デラニー・ブラムレットはリズム・ギターを担当、リズム・セクションは、のちにエリック・クラプトンのバックで演奏し、デレク&ザ・ドミノスとして知られることとなるメンバーが揃った。その他にもレオン・ラッセル、ジム・ゴードン、ボビー・キーズ、リタ・クーリッジ、スティーヴン・スティルスなどそうそうたる面々がアルバムに参加している。アルバムのほとんどの楽曲はデラニー・ブラムレットとエリック・クラプトンが手掛けているが、レオン・ラッセルとの共作が2曲と、スティーヴ・クロッパーとデラニー・ブラムレットの共作の曲が1曲、そしてJ・J・ケイルの「After Midnight」のカヴァー曲がシングル・カットされヒット曲となる。イギリス人のエリック・クラプトンはこの頃からJ・J・ケイルやザ・バンドなどのアメリカのブルース・ロックに心酔していて、米南部音楽への憧憬があらわとなったルーツ志向の楽曲となる。クリーム~ブラインド・フェイス時代に聴かせた派手でテクニカルな演奏を控えめにする代わりに、楽曲を重視したアンサンブルを打ち出していた、その路線変更は素晴らしく、このアルバムで果敢にも変身を遂げ、新たな音楽性を追求したのがわかるアルバムでもある。そうした方向性はその後のエリック・クラプトのソロキャリアの基本路線となった。

「After Midnight」

「Lonesome And A Long Way From Home」

「Easy Now」

「Let It Rain」

nice!(29)  コメント(2) 
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コメント 2

marimo

1996年リリースの『Revelations』というアルバムに収められていた
「Change the world」という曲が大好きなんですが、
のちにエリッククランプトンのオリジナル曲ではないと知って
衝撃を受けたのを憶えています。
このアルバムは、それから10年後のものなんですね。
by marimo (2022-11-05 08:39) 

ameneko

marimoさん
このアルバムは、エリック・クラプトンのファースト・アルバムなので、1970年の作品です。そんなに古いアルバムとは思えなかったですか?このアルバムでもJ・J・ケイル作曲の「After Midnight」をヒットさせていて、クラプトンは昔から、人の作品を上手く使ってヒットさせるのが上手い人でした。一番有名なのは「アイ・ショット・ザ・シェリフ」で、ボブ・マーリーのカバーでした。26年後にワイノナ・ジャッドの「Change the world」を歌うことをザ・バンドのロビー・ロバートソンがの提案し、さらにプロデュースをしたベビー・フェイスによりさらに楽曲が美しくなりヒットしました。カヴァーしたのを聴いた時もまた上手く自分の作品のように取り込んで歌っているなあと思い、90年代になってもヒットが出るリック・クラプトンの運の強さを感じた曲でした。
by ameneko (2022-11-05 22:02) 

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