Gino Vannelli Powerfull People [CD]
アルバム「パワフル・ピープル」は、カナダの歌手ジノ・ヴァネリの74年にリリースされたセカンド・アルバム。ハープ・アルバートからジノ・ヴァネリと兄のジョー・ヴァネリにプロデュースが変わり、編曲のスキルと曲の構成力が飛躍的に向上します。二人はすべての楽器を演奏し、とりわけドラスティックなキーボード・サウンドの進化で、ほぼギターレスのままに、一気にキーボード・オーケストレーションを完成している(だいぶプログレッシブロックの影響を受けている)。ファンキーな「People Gotta Move」は、ディスコミュージックが人気を集めていた米国で22位となり、ジノ・ヴァネリの初めてのヒット曲となり、カナディアン・グラミーと呼ばれるジュノー賞では最優秀新人賞を獲得する。「Powerful People」はイタリア系の血が騒ぐのか高速のラテン・グルーブの曲はとても彼らしい。「Poor Happy Jimmy」は飛行機事故で亡くなったアメリカの歌手ジム・クローチェへのオマージュです。
「People Gotta Move」
「Jack Miraculous」
「Powerful People」
「Poor Happy Jimmy (Tribute To Jim Croce)」
ジノ・ヴァネリのこれメチャメチャ良いアルバムですね。DLで全部聴きました。「People Gotta Move」絶妙なグルーヴ感。体が自然に動いちゃう。やっぱ一番好きかな。そうかと思うと「Lady」のメロウなヴォーカルも魅力的。「JoJo」あの「JoJo」かと一瞬思いましたが全然別の曲。こっちが先ですね。他もみんないいけど、最後に「Poor Happy Jimmy」押しつけがましくないヴォーカルが逆に切なさ増して泣かせる。全体通して緩急のバランスが良くて飽きない構成だなぁと思いました。演奏もしてるんですか? すごすぎます。
by バク・ハリー (2023-07-01 15:11)
バク・ハリーさん
ジノ・ヴァネリはドラマティックな曲を作るシンガー・ソングライターで、イタリア系らしく情熱的に歌い、色々な楽器も弾けるマルチなミュージシャンです。作曲の才能もあり、このアルバムだけでなく他のアルバムでもほとんどを作曲しています。このころはプログレッシブロック色がまだ強いのですが、アルバムを出すごとに洗練されていき、素晴らしいAORサウンドの作品を作っていきます。
by ameneko (2023-07-01 21:34)