Gino Vannelli Live In Montreal [CD]
91年にリリースされたアルバム「Live In Montreal」はジノ・ヴァネリ初のライブ・アルバムで、カナダ、モントリオールの「ル・スペクトラム」でのコンサートを録音したものです。今まで出したアルバムからの選曲はベストなセレクションで、ベスト・アルバムと完成度の高いライブ・アルバムの両方を兼ね備えたアルバムとなりました。その選曲にはジノ・ヴァネリのトップ・ヒットも含まれ、さらに「Something Tells Me」のアコースティックなアレンジではジノ・バネリに新しい風を吹き込みました。バンドのメンバーは、ギタリストのマイク・ミラー、彼はアルバム「Nightwalker」からの付き合いで、これまでにイエロージャケッツ、カリズマに在籍していた実力派のギタリスト。ドラムのエンツォ・トデスコはスイス生まれで、オープニング曲の「Brother To Brother」のようなドラムを多用する、プログレ感がある曲にはピッタリフィットする派手目なドラマーで、ジノ・ヴァネリの音楽性には欠かせないドラマーです。キーボードはもちろんジノ・ヴァネリの実兄のジョー・ヴァネリで、ジノ・ヴァネリの音楽を支えています。そして驚くべきは、このライヴはベーシストがいないということで、マイク・ミラーがベースを弾いたり、キーボードでシンセ・ベースを弾いているようなのですが、そこがチョット残念でした。一般には過小評価されているジノ・ヴァネリですが、歌も楽曲も満喫できるライブ・パフォーマンスを聴く事ができます。
「Brother To Brother」
「Living Inside Myself 」
「Something Tells Me」
「People Gotta Move」
「I Just Wanna Stop 」
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