長谷川孝水 日々の泡 [CD]
長谷川きよしへの歌詞提供でも知られる女性シンガーソングライター、長谷川孝水(はせがわ・たかみ)が83年にリリースした唯一のアルバム「日々の泡」。プロデューサーにチト河内を迎え、演奏陣には稲葉国光(b)、市川秀男(p)、下畑薫(g)、チト河内(dr)等ジャズ系の名手を起用してクールでアンニュイなアコースティック・ポップを展開、リリース直後に長谷川本人が一線の活動から身を引いたため、アーティスト共々長らく知る人ぞ知る幻の存在となっていた、ところが近年、米国のレーベルLight In The Atticのコンピレーション盤『Somewhere Between』に本作から「子猫と私」が収録されるなど、和製アンビエント・ポップの隠れ名盤として、国内外で再評価の機運が高まっていた。ジャズやブルースから影響を受けたサウンドは不思議な浮遊感があり、童話のような歌詞もユニークだ。モダンさとクラシカルさを兼ね備えた音作りは、長谷川孝水の独自の抒情性を生み出している。
「塔の上の月姫」作詞・作曲:長谷川孝水
「Don't Smoke In Bed」作詞:伊藤杏里/作曲:長谷川孝水
「子猫とわたし」作詞・作曲:長谷川孝水
「夏のリフレイン」作詞・作曲:長谷川孝水
なるほど、そういわれれば「和製アンビエント・ポップ」ですね。
歌詞が “時代” っぽいけど、BGMとして今聞いても、心地よい浮遊感。
たしかに隠れ名盤かも。^^
by バク・ハリー (2023-10-17 17:28)
バク・ハリー さん
稲葉国光(b)、市川秀男(p)、下畑薫(g)のメンばーならもっとジャズやブルースぽくなるかなと思っていたのですが、プロデューサーに新六文銭を経てトランザムのリーダーとして活動したチト河内を迎えた為か、良い意味で意外なモダンなポップス性を生み出しましね。歌詞はアルバム・タイトルと同名のポリス・ヴィアンの小説に影響を受け、女性の内面を童話のように描き出したユニークな歌詞になったそうです。
by ameneko (2023-10-18 23:33)
トランザム、懐かしいナ〜。
一時期、テレビドラマに欠かせないバンドでしたね。
by バク・ハリー (2023-10-19 11:09)