増尾好秋 Saling Wonder [CD]
渡辺香津美も憧れていた日本人のジャズ・ギタリストといえば増尾好秋。単身渡米し、当時チックコリアのRTFのオーディションに合格したものの先に決まったソニー・ロリンズ・バンドに参加したという、世界を股にかけて活躍するギタリスト、このアルバムは、そのロリンズのグループで活躍した後に、ニューヨークで録音した78年の作品。ニューヨーク在住の為にリチャード・ティー、エリック・ゲイル、スティーヴ・ガッドなど、"スタッフ"の主力メンバーやデイヴ・グルーシンなどの豪華なメンバーが参加、ソニーロリンズの影響を受けた大らかなギターを感じてほしい、タイトルそのままの海を航海するようなスケールの大きいメロディ・ラインが魅力的である。
「Saling Wonder」ラテン調のトロピカルなナンバー、ブリッジ的なエリック・ゲイルの短いギター・ソロも入っている。
「Kirk Out」良き相棒、ベースのTMスティーブンスのファンキーなベースがカッコイイ。
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