Harvey Mason Earth Mover [CD]
ハービー・ハンコックのザ・ヘッドハンターズとリー・リトナーのグループ「ジェントル・ソウツ」の共演でトップ・ドラマーとなったハーヴィー・メイソン、前回紹介した渡辺貞夫のヒット・アルバム「California Shower」でも好サポートしている。76年にリリースされた「Earth Mover」はドラマーとしてのハーヴィー・メイソンの特徴が最もよく出たアルバムと言ってもいいかもしれない。ハーヴィー・メイソンは作曲やアレンジの面でも優れた才能を持って、この後の作品はファンク色が強くなりヴォーカルをフィーチャーしたポップな物となっていくからである。
このアルバムはジェントル・ソウツのメンバーやシー・ウィンドのホーン・セクションを中心にヴァラエティーに富んだ楽曲を聴き応えのある演奏力でたっぷり聴くことが出来る、しかもドラムの聴きどころもあるという、この辺りはハーヴィー・メイソンのプロデュースの手腕も見事に発揮されている。
「No Lands man]ジェントル・ソウツのメンバーでベースのアンソニー・ジャクソン、フランジャーを効かせたベースは新鮮だった、ヤン・ハマーのミニ・ムーグのシンセサイザー、ハーヴィー・メイソンのドラム、超最強トリオのナンバー、作曲はヤン・ハマー。
「K.Y And The Curb」いかにもハーヴィー・メイソンらしいナンバー、後半のドラム・ソロのノリが素晴らしい。
「When I'm with You (live version) 」レイ・パーカーとマイケル・センベロ2人のギター・アンサンブルがカッコイイ、ドラム・ソロもご機嫌だ。
アニメのルパン三世を思わせる音楽ですねっなんか嬉しい気分になる
by みうさぎ (2021-06-08 14:53)
みうさぎさん
ハーヴィー・メイソンの人柄が出ていてノリが良くてハッピーな作品が多いです。
ルパン三世のテーマはこの後に出来たから、作曲者のジャズ・ピアニストの大野雄二さんは影響を受けているかも。
by ameneko (2021-06-08 22:35)