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四人囃子 ゴールデン・ピクニックス [CD]


ゴールデン・ピクニックス

ゴールデン・ピクニックス

  • アーティスト: 四人囃子
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1990/09/15
  • メディア: CD


前作の衝撃的デビューアルバム「一触即発」はプログレッシヴ・ロックの影響が強く、日本の"ピンク・フロイド"と呼ばれた四人囃子、75年に森園、岡井、坂下、佐久間の四人による「四人囃子」となり、1975年の秋に来日したディープ・パープルのオープニング・アクトを務めた後に76年にリリースされたセカンド・アルバム「ゴールデン・ピクニックス」当時の日本ロック・シーンで「プログレッシヴ・ロック」のイディオムをここまで消化して展開されたロック・ミュージックは他に類例がなかった。しかし森園のフュージョンへの指向はすでに明らかで、四人囃子の代表曲というよりは森園勝敏の代表曲の「レディ・ヴァイオレッタ」はマクスフィールド・パトリッシュの同名のイラストレーション作品や冨田勲の「月の光」にインスパイアされて書いたギター・インストゥルメンタル。シンプルでダイレクトな器楽演奏の魅力だけで聴かせる名曲を聴くとわかると思う。森園は四人囃子でやれることはもうないと脱退し、プリズムへ加入する。世界的にもプログレッシヴ・ロックの終焉が近づいていたし新たなフュージョンが始まろうとしていた時期でその両方を感じられるアルバムで傑作である事は間違いないと思う。
 

「レディ・ヴァイオレッタ」音楽のスタイルやジャンルを超えての永遠の名曲。シングル・バージョンです、ギターソロはアルバム・バージョンよりシングル・バージョンが明らかに良いです。

「カーニバルがやってくるぞ」中盤の間奏部で聞かれるメロディはフランスの作詞家/作曲家/シンガーのレオ・フェレ(Leo Ferre)による「パリ野郎(Paris Canaille)」。


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