Passage [CD]
ブラザース・ジョンソンのベーシスト、ルイス・ジョンソンが新しいグループ「Passage」を結成、デビュー・アルバムは81年にリリースされた。ルイスを中心に彼の愛妻バレリーとパーカショニストのリチャード・ヒースの3人からなるグループで、プロデュースはルイス・ジョンソン。クインシー・ジョーンズがプロデュースしたブラザース・ジョンソン時代を上手く取り込み前進させたルイスのセンスが光るアルバムとなっている。ジョン・ロビンソンのドラムとルイスの抜群なベース・プレイからなる独自のファンキーなビートにゴージャスだが爽やかなストリングスが加わりAORに近いサウンドになっている。バレリーの爽やかなヴォーカルと3人のコーラスのハーモニーも軽やかで、軽いファンク色のアルバムでルイスの新しい音楽性が出ている、バリバリのファンクをイメージしていたのでいい意味で裏切られたアルバムだった。同じ日にクインシー・ジョーンズのアルバム「愛のコリーダ」がリリース、ジョン・ロビンソンとルイス・ジョンソンのリズム隊はこのアルバムでも一緒なのも面白い。
「Have You Heard The Word」
「Faith Walking People」
「Open Up Your Heart」
「You Can't Be Livin'」
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