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本多俊之 ラジオクラブ サムシン・カミン・オン [CD]


サムシン・カミン・オン

サムシン・カミン・オン

  • アーティスト: 本多俊之ラジオクラブ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1988/10/26
  • メディア: CD


本多俊之が卓越したサックス奏者であるとともに優れたサウンド・クリエイターであることも教えてくれる、ニューウェイブ・フュージョン・ポップ・ユニットの「ラジオクラブ」は、映画「マルサの女」レコーディング時のメンバーを中心に結成されたグループで87年に結成、その第3作目のアルバム「サムシン・カミン・オン」88年にリリースされた。本多俊之(Sax, Flute, Key)、是方博之(Gt)、鳴瀬義弘(Bas)、東原力哉(Dr)、西尾美汐(Vo)、岡野さなえ(Vib/Marimba)、野々田万照(Sax)、鳥山敬治(Synth. Operator)によるユニークな編成と音楽性が交錯し、個性と個性がぶつかり合い、ギリギリのバランスでポップを保ち、テンションが溢れる、とても魅力的なグループだった。鳴瀬義弘(Bas)と東原力哉(Dr)の強力なリズム隊による80年代後期らしいフュージョン・ナンバー「Bagus」本多俊之のサックスも冴えるメロウ・バラード「Before Conclusion」特に西尾美潮がインドネシア語で歌った「Exoticism」とスキャット・コーラスも効果的な4ビート・スィンギー・ナンバーの「936 BROADWAY」は本多俊之の卓越したサックス・ソロと是方博之のトリッキーなギター・ソロも加わった、ニューウェイブ~フュージョン風のサウンドは今聴いても刺激的です。

「Exoticism」

「936 Broadway」

「Bagus」

「Before Conclusion」

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コメント 4

NO14Ruggerman

本田俊之さんで思い出すのはお父上の本田俊夫さんの
NHK-FMでのジャズ番組での名解説ぶりですね。
落ち着いた声で語る曲の解説は明快にして深みがあり
当時ジャズを聴き始めた自分にとっては大変参考になりました。
そんな時分にご子息がフュージョン界に現れたので
よく聴きこんだものです。
by NO14Ruggerman (2022-04-21 09:17) 

ameneko

NO14Ruggermanさん
本多俊之さんは1年ほど前にデビュー・アルバムを紹介したのですが、ちょうどその頃にまだ大学生の本多俊之さんの演奏を松岡直也さんのバンドだったり渡辺香津美さんのセッションだったり、ライブハウスで見る事が多くて、松岡直也さんのバンドでは土岐英史さんが来れない時に本多俊之さんが呼ばれていたので有望な若手で、記憶に残る素晴らしい演奏をしていたのを思い出します。お父様の本多俊夫さんのジャズ番組も聴いていました、ジャズ・ベーシストらしい解説は勉強になりました。そうそう青木誠さんのFM番組「ゴールデン・ライブステージ」も良く聴いていたのを思い出しました。
by ameneko (2022-04-21 21:19) 

NO14Ruggerman

青木誠/ゴールデンライブステージ・・懐かしすぎる固有名詞に
震えました~~
今でもFMエアチェックのカセットテープ音源を数多く所有して
おり、たまに聴いたりしています。
あの歯切れのよいトークはピカイチだと思います。
アートペッパー日本公演ライブ「ベサメ・ムーチョ」は
自分の中では最高峰の演奏だと感じています。
もうあんなにとろけるようなサウンドは巡り合えないだろう
なあと思ってため息をついています。
by NO14Ruggerman (2022-04-24 01:33) 

ameneko

NO14Ruggermanさん
やっぱりゴールデン・ライブステージ聴いていましたね。この頃にアート・ペッパーの 「Live at The Village Vanguard」を良く聴いていたのですが、残念ながらゴールデン・ライブステージでのアートペッパー日本公演を聞き逃していて、でも友達がアート・ペッパーの日本でのライブ・アルバムを持ってたので、アルバムのタイトルは忘れましたが、確か網走でのライブだった記憶がありますが、その中でライブでの「ベサメ・ムーチョ」を友達の凄いステレオで大音量で聴かせてもらった記憶があります。
by ameneko (2022-04-25 15:48) 

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