Michael Omartian White Horse [CD]
グラミー賞を受賞したクリストファー・クロスのデビューアルバム「南から来た男」や、ボズ・スキャッグスの傑作の呼び声が高い「ダウン・トゥー・ゼン・レフト 」をはじめ、ホイットニー・ヒューストン、マイケル・ボルトン、ピーター・セテラなどや、あの「ウィ・アー・ザ・ワールド」もクインシー・ジョーンズと共同プロデュースし、ジェイ・グレイドン、デヴィッド・フォスターという「AOR界2大巨頭」に勝るとも劣らないスーパー・プロデューサーであり、自身もキーボード・プレイヤーとして多くの作品に参加してきた人物で、AOR界を代表するグレイト・プロデューサーのマイケル・オマーティアンによる最初のソロ・アルバム「White Horse」は74年にリリースされた。前回に紹介したジェイ・グルスカのアルバムと同時期だった為、ラリー・カールトン(g)、エド・グリーン(dr)、ウィルトン・フェルダー(sax)などを起用し、ファンク、ゴスペル、プログレッシブロックの要素を統合した74年とは思えないサウンドを展開している。彼は当時からスティーブ・バリの片腕として幅広くポップス分野で活躍し、同年のスティーリー・ダンのサード・アルバム「プレッツェル・ロジック」にもキーボード奏者として参加している。
数年先の流行を見越したセンスを発揮したアルバムとも言える。
「Jeremiah」
「Fat City」
「The Orphan」
「White Horse」
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