Boston Don't Look Back [CD]
ボストンのファースト・アルバム 「幻想飛行」はアメリカンハードロックとメロディアスなボーカルとハーモニーを洗練し、わかりやすいサウンドを考えて創り上げ大ヒットとなった、後のAORや、ジャニー、エイジアなどに影響を与えていく事になっていく布石的なアルバムだった。「幻想飛行」はリーダーのトム・ショルツが一人で作った事実には驚かされる、さらにこのアルバムの独自のギターサウンドのエフェクターも自作している。セカンド・アルバム「Don't Look Back」は新人バンドにしては珍しく2年の間をあけて78年にリリースされた。その理由はやはりバンドを率いている鬼才トム・シュルツがアルバムの最終的なミックス・ダウンに時間をかけたためだった。レコーディング、ミックス・ダウンはボストン郊外にあるトム・シュルツの自宅に作られた大手レコーディング会社にも匹敵するクオリティを備えていたハイダウェイ・スタジオで行われ。ファースト・アルバムと同様に、作詞、作曲、アレンジ、リード・ギター、キーボード、プロデューサー、エンジニア、ミキサー、そしてアルバム・カバーのデザインのコンセプトまでトム・シュルツが一人で手掛けている。全曲さまざまな音源を何重にも重ね、独特の分厚い重厚感を持たせた楽曲群は、ほとんどトム・シュルツ一人の演奏であるにもかかわらず、あたかもビッグバンドであるかのような迫力あるサウンドとなっている。「Don't Look Back」は全米1位の大ヒットを記録するが、ポップなロック・サウンドだったため、産業ロックとの批判も浴びる程のセールスだった。
「Don't Look Back」
「Feelin' Satisfied 」
「A Man I'll Never Be」
「Don't Be Afraid 」
ベースの佐野君が好きなバンドだったのを思い出すと同時に
ボストンのコピーがその当時は相当面倒に思え手付かずだったと
懐かしく聞くと同時に一人ではよう弾かんと思った次第です。
有難うございました。
by PopLife (2022-05-30 11:14)
これが40年以上も前の曲なんですよね。
当時はシンセではなくてギターでこのクオリティは凄いと思ってました。
by kou (2022-05-30 16:01)
PopLifeさん
ギターも多重録音していたのでコピーも大変だったのでは?
by ameneko (2022-05-30 21:22)
kouさん
トム・ショルツはロック界のインテリと言われていて、マサチューセッツ工科大学卒業、独自のギターサウンドのエフェクターも自作していて、エフェクターの会社まで立ち上げちゃいます。76年にリリースされたデビューアルバム「幻想飛行」はディスコ・ブームの中に突如として現れた作品で、その斬新なサウンドは45年以上も前のものなんでよね。それからアルバムのクレジットにノー・シンセサイザーと書いてありますよ。初期のクイーンのアルバムにもノー・シンセサイザーと書いてあるのを思い出しました。
by ameneko (2022-05-30 21:47)