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吉田美奈子 Monsters In Town [CD]


モンスター・イン・タウン

モンスター・イン・タウン

  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2004/08/18
  • メディア: CD


「モンスター・イン・タウン」は、81年にリリースされた吉田美奈子通算8作目のスタジオ・アルバム。前作のアルバム「モノクローム」に続き吉田美奈子自身のプロデュースとレコーディング・メンバーも同じ、渡嘉敷祐一(dr)岡沢章(b)松木恒秀(g)清水靖晃(sax)に富樫春生(key)と土方隆行(g)を加えたライン・アップをベーシックに、6人編成のホーン・セクションとストリングスを加えてレコーディングされ、一人多重コーラスとバックの演奏と一体となったタイトなグルーヴを聴かせる意図が随所に見え隠れしている。この編成は次作「LIGHT'N UP」と、さらにその次のライブ・アルバム「IN MOTION」へと繋がる作風を決定したアルバムでもある。さらに吉田美奈子がファンクの女王と呼ばれるようになったのもこのアルバム以降でファンク・ナンバー「Town」やメロウ・グルーブの「Lovin' You」を聴くとわかると思う。その圧倒的な歌唱力や声量はアレサ・フランクリンを連想してしまうが、実際に彼女はアレサ・フランクリンの大ファンである。80年代の初頭の彼女の音楽性はそうした嗜好が最も具現化されたものであった。この後、他アーティストのプロデュース・ワークをメインにしていく吉田美奈子にとって分岐点のアルバムでもある。

「Town」

「Lovin' You」

おまけで95年のライブから個人的に特に大好きな曲で「頬に夜の灯」の映像。82年のアルバム「LIGHT'N UP」から、バックのメンバーは、岡沢章b、土方隆行g、沼澤尚dr、中西康晴p、難波弘之key、古木敏比古sax。

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コメント 2

ゆうのすけ

ぎゃ~ぁ!このジャケットを始めた見た時 美奈子さんが
摩天楼に現れたゴジラのように思えたんです!ペンキ缶が見えてなかった・・・。^^;
美奈子さんのアルバムでは二番目に大好きなアルバム。ちなみにいちばんは『イン・モーション』^^♡(最初に聴いた時は ライブじゃないと思ってました。ブラスを後からミックスされたのでスタジオ感もあって あまりライブ盤が好きじゃない私もかなりのフェイヴァリットに!)ファンクの女王時代の美奈子さんはどれも大好きなんですが 「TOWN」の爆発するようなパワーは圧倒されました。
今はやらないけれど ステレオで低音を利かせて ちょい反響で揺れるような感じで聴いてたことありました。^^;
そののちに「音楽の魔法」(2003年の『REVELATION』に収録)という作品を発表しますがあの作品で 私は美奈子さんの作品で最高峰のお気に入りを体感しました。^^♫~
by ゆうのすけ (2022-12-28 15:01) 

ameneko

ゆうのすけさん
「モノクローム」「モンスター・イン・タウン」のメンバーとのライブが見たくてこの頃よく吉田美奈子をライブハウス六本木Pit INに見に行きましたよ、だから六本木Pit Inで録音された「イン・モーション」はどんな感じになるか楽しみでした。ブラスセクションがいなかったライブは見ていたので、同じ場所でのアルバム「イン・モーション」での清水靖晃のブラス・アレンジはへえ~という感じで聴いていました。ブラスセクションを設定したライブという演奏をしていた渡嘉敷祐一(dr)岡沢章(b)などのミュージシャンの演奏力の高さは驚きしかありませんでした
by ameneko (2022-12-28 22:07) 

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