小野リサ Catupiry [CD]
小野リサさんのご両親は日本人ですが、父親がブラジル音楽が好きで渡伯し、サンパウロで「クラブ1番」という店を営んでいて、リサさんが生まれました。リサさんが10歳のとき日本に帰国、15歳のときからギターを弾いて歌うようになり、使っていたギターは、サッカー王のペレが来日した時、毎日弾いていたというレアものでした。父親の経営していた「サッシペレレ」というブラジル料理店でライブ演奏に出演し、ギターの技術もかなり鍛えられたとか、ギターの腕前に観客は驚いたそうです。27歳ででデビュー、ボサノヴァ音楽を日本に広く知らしめた小野リサのファースト・アルバム「カトピリ」は89年にリリースされました。彼女の希望どおりにリオ・デ・ジャネイロで録音、全編ポルトガル語で歌われ、憧れていたアレンジャーやミュージシャンと共演することが出来、ボサ・ノヴァの魅力と彼女の涼やかな歌声を広く世に知らしめた一枚となります。デビュー作とは思えぬ、彼女の音楽が持つ柔らかさ、心地よさ、豊かさに、心癒される作品です。その後、ボサノヴァの神様アントニオ・カルロス・ジョビンや、ジャズ・サンバの巨匠、ジョアン・ドナード等の著名なアーティストとの共演、日本におけるボサノヴァの第一人者として不動の地位を築いていきます。
「CATUPIRY」
「O AMOR, O CÉU E O MAR」
「YOU’RE SO UNIQUE」
「CHEGA DE PISAR NA BOLA」
私が持ってるのはセカンドの『NaNã』でしたので、ずっと年下かと思っていましたが、デビュー当時すでに27歳だったんですね!当時は一番のお気に入りで、休日は一日中エンドレスでBGMにしてました。ブラジルに移住するのもいいなぁと、本気で考えてポルトガル語をチョットだけ勉強してました。笑
by バク・ハリー (2023-10-02 02:37)
バク・ハリーさん
セカンド・アルバム「NaNã 」やサード・アルバム「menina」の方が完成度が高く有名ですが、このファースト・アルバム「CATUPIRY」の衝撃が忘れられないのです、ブラジル音楽を70年代から聴いていたので日本人がこんなにもブラジル音楽を歌えるなんてと思ったアルバムでした、その後にブラジルで生まれ育ったのを知って、環境も音楽には大事な事だと改めて感じました。
by ameneko (2023-10-02 23:31)