Lee Ritenour & Larry Carlton Larry&Lee [CD]
「ラリー&リー」はギタリストのリー・リトナーとラリー・カールトンが95年に連名で発表したスタジオ・アルバム。70年代のフュージョン・シーンで人気を二分したラリー・カルトンとリー・リトナーは、その後もトップ・ランナーとしてそれぞれの道を歩んだ。二人は、過去にスタジオ・ミュージシャンとして同じアルバムに参加したこともあり、特に有名なのはスティーリー・ダンのアルバム「彩(エイジャ)」の収録曲「ディーコン・ブルース」では両名の演奏がフィーチャーされている。本作にはリトナーとカールトンのオリジナル曲が5曲ずつ持ち寄られ、唯一両名が共作した「ロウ・ステッピン」では、カールトンの曲「ハイ・ステッピン」86年のアルバム「アローン・バット・ネヴァー・アローン」に収録のイントロのサンプリングが使用された。また、「L.A.アンダーグラウンド」では、リトナーのアルバムで93年に「ウェス・バウン」からのオルガンおよびドラム・サウンドのサンプリングが使用されている。全体的に軽めでメローなサウンドに統一されていて、その心地良さは、二人が力任せに弾かず、湧きでる歌心で会話をしているようである。
「Crosstown Kids」
「Low Steppin'」
「Closed Door Jam」
「L.A. Underground」
コメント 0