Hubert Laws Romeo & Juliet [CD]
ヒューバート・ロウズは、テキサス州ヒューストン出身のフルート奏者、ロウズ家は音楽一家として知られており、兄のブランチは歌手で、ヒューバートは次男、三男ジョニーはトランペッターから歌手に転じている、4人目の長女エロイーズ・ロウズは歌手で、5人目の四男ロニーはサックス・リード奏者、6人目の次女デブラは歌手である、78年のアルバム「サイレンス」と80年の「ファミリー」は兄弟姉妹が揃って作られた作品などもあります。ヒューバート・ロウズといえば常にクラシックの作品を必ずアルバムの中に入れて来ていて、それはヒューバート・ロウズは68年から73年まではメトロポリタン・オペラ・オーケストラのメンバーとして、71年から74年まではニューヨーク・フィルハーモニックのメンバーとしてバッハ、モーツァルト、ラヴェル、ストラヴィンスキー、さらにはエリック・サティの作品にまで取り組んできたからです。ジャズ・フルート奏者として70年代前半、CTIレーベルから数々のヒット作をリリースしフルートの魔術師と言われ、CBSに移籍第一作となったアルバム「ロミオとジュリエット」は76年にリリースされた、盟友ボブ・ジェームスをアレンジャーに迎え、ボブ・ジェームス色が強い作品だが、二人の相性がとても良いことが良く判るアルバム。チャイコフスキーのタイトル曲「ロミオとジュリエット」などクラシック・ナンバーを取り上げ、アンディ・ニューマーク、スティーヴ・ガッド、ゲイリー・キング 、エリック・ゲイル、ラルフ・マクドナルドらがバックアップし、カラフルなリズムを作り出している。まさにヒューバート・ロウズのフルートが冴えわたる作品となった。
「Undecided」
「Romeo & Juliet」
「What Are We Gonna Do?」
「Guatemala Connection」