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Herbie Hancock V.S.O.P.[Live] ニューポートの追想 [CD]


ニューポートの追想

ニューポートの追想

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1997/03/01
  • メディア: CD


76年にニューヨークで行われた、ニューポート・ジャズ・フェスティバルで、ハービー・ハンコックの追想というプログラムが組まれた、ハービー・ハンコックのこれまでの活動の中から代表的な3つもグループを選び、そのグループによる演奏の模様を収めたアルバムとなった。アルバム・タイトルの「V.S.O.P.」の意味はVery Special Onetime Performance 一回だけのスペシャル・パフォーマンスという意味。もちろん一回だけでは終わらなかった。一つ目のグループのV.S.O.P.クインテット、フレディ・ハバード(tp)ウェイン・ショーター(sax)ロン・カータ(b)トニー・ウィリアムス(dr)による60年代マイルス・デイヴィス・リユニオンによるストレート・アヘッドなアコースティック・セッション、ハービー・ハンコックの代表曲「Maiden Voyage(処女航海)」このメンバーでは初めての演奏だった。二つ目のグループから「Introductions/You'll Know When You Get There」、エディ・ヘンダーソン(tp)ベニー・モウビン(ft)ジュリアン・ブリースター(sax)バスター・ウイリアムス(b)ビリー・ハート(dr)70年代初頭に結成したセクステットのリユニオンで、アコースティックとエレクトッリックの融合を試みた時代で、その後のハービー・ハンコックのサウンドでも随所で聴く事が出来る。3つ目のグループから「Hang up your hangs ups」ベニー・モウビン(sax)ワゥ・ワゥ・ワトソン(g)レイ・パーカーJr(g)ポール・ジャクソン(b)ジェームス・レヴィ(dr)クイス・ナッシュ(per)いわゆるエレクトッリックなハービー・ハンコックのセットで、二人の強力なファンキーなギタリストを擁した最強のメンバーによるメチャクチャにファキーな演奏で、ストレート・アヘッドなアコースティック・セッションも良いが個人的にはこちらの方が好きかもと思わせるほど、7人のたたみかける演奏には圧倒的でした。この作品は、ハービー・ハンコックという一人のミュージシャンのドキュメント・アルバムと言っていいと思います。最後にこのアルバムでは、アコースティック・ピアノではなく、ヤマハのエレクトリック・グランド・ピアノ確かCP-80を弾いている、今では使われなくなったが、当時は色々なジャンルで使われていた、懐かしい音である。

「Maiden Voyage(処女航海)」

「Introductions/You'll Know When You Get There」

「Hang up your hangs ups」

おまけでLIVE UNDER THE SKY '92から V.S.O.P.の演奏で、マイルス・デイビスの名曲「So What」マイルス・デイビスが亡くなった為にトリビュートのライブとなった。フレディ・ハバード(tp)じゃなかったのが残念でした。

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