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フリッパーズギター ヘッド博士の世界塔 [CD]


ヘッド博士の世界塔

ヘッド博士の世界塔

  • アーティスト: Flipper's Guitar
  • 出版社/メーカー: ポリスター
  • 発売日: 1993/09/01
  • メディア: CD


フリッパーズ・ギターは、小山田圭吾と井上由紀子の2人で結成、後に吉田秀作、荒川康伸、加入、最後に小沢健二が入り、5人編成となったバンドで当初はネオGSの枠で捉えられていた。「DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-」は、91年に発売されたフリッパーズ・ギター通算3作目にして最後のスタジオ・アルバム。アシッド・ジャズ、マンチェスターブームをはじめとするUKインディー・シーンの動きとシンクロするかのように、退廃的で快楽的な空気感が詰まったラストアルバムである。プライマル・スクリームやストーン・ローゼズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどの同時代のUKサウンドを意識した音作り(古い人にはやはり、ビートルズの音作りを感じてしまう)、暗号的かつ退廃的な歌詞、ほぼ全曲にサンプリングが多く用いられていることなど、前2作とは変わった試みを行っている。アルバムのタイトルはモンキーズが出演した映画『HEAD』に由来するという。ありとあらゆる過去の音源を巧みに構築したポップ・ワールドは、リリース直後から多くのプレスに絶賛された、本アルバムの発売後に行われた全国ツアーの最中にフリッパーズ・ギターは突如解散した。制作当時の最新の洋楽の流行を反映させて作られたこの作品は、後のJ-POPの流れを大きく変える切っ掛けとなった。
「ドルフィン・ソング」

「グルーヴ・チューブ」

「ゴーイング・ゼロ」

「世界塔よ永遠に」

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