ミニー・リパートン パーフェクト・エンジェル [CD]
5オクターブの天使の声を持った歌手として形容されたミニー・リパートン。15歳からプロとしてデビュー、7枚のシングル曲を出すが、いずれも成功していない、ソロとして活動していた彼女にターニングポイントとなったのはロータリー・コネクションへの加入である、ソウル、ソフトロック、ゴスペル、フォークなどの要素を、サイケデリックに融合した、新しい音楽性を持ったグループで、後の色々なミュージシャンに影響を与えたバンドで、特にアース・ウインド&ファイアーのモーリス・ホワイトに大きな影響を与えた。Love Has Fallen On Meはそのままのアレンジで、チャカ・カーンがカバーしているのもおもしろい。そしてこのアルバムの共同プロデューサーのスティービー・ワンダーもロータリー・コネクションの大ファンで、それをきっかけにこのアルバムの制作になっていく、スティービーの曲も2曲入っているのも嬉しい。大ヒット曲「ラヴィン・ユー」は子どもに子守唄で歌っていた曲で、まさに天使の歌声、アルバム全体で天使の歌声を堪能していただきたい。
この後、彼女は乳がんになってしまい31歳の若さで亡くなってしまう。
「ラヴィン・ユー」