The Doobie Brothers Minute By Minute [CD]
マイケル・マクドナルドがケニー・ロギンスと共作した作品「What a Fool Believes」が入っているアルバム、この曲で、グラミー賞受賞し、ドゥービー・ブラザーズ最大のヒット曲になる。1975年、スティーリー・ダンのツアーメンバーだったマイケル・マクドナルドが正式加入する。卓越した歌唱力に加え、スティーリー・ダンで培った作曲能力を持ったマクドナルドの存在は大きく、バンドの音楽性はトム・ジョンストン期の野性味あふれる快活なギターロックから、R&Bの影響を受け洗練されたAOR色の強いものへと変化していった。マイケル・マクドナルド加入以来推し進めてきた、都会的なAOR路線の集大成ともいえる作品で、加入後3枚目のアルバムで、再結成後も含め現在までで最も大きな商業的成功、評価を獲得したアルバムである。
映像は、「What a Fool Believes」
Kenny Loggins Nightwatch [CD]
ケニー・ロギンスが1978年に発表した、ソロ名義では2作目のスタジオ・アルバム。
「Whenever I Call You "Friend」はメリサ・マンチェスターとの共作で、本来はマンチェスターとのデュエット曲として企画されていたが、契約上の問題によりスティーヴィー・ニックスとのデュエットとなった。なお、この曲はマンチェスターのソロ・アルバム『メリサ・マンチェスター』(1979年)でセルフ・カヴァーされている。
「What a Fool Believes」は当時ドゥービー・ブラザーズのメンバーだったマイケル・マクドナルドとの共作で、本作のヴァージョンが最初に当たり、後にドゥービー・ブラザーズのヴァージョンが全米1位の大ヒットとなる。
Al Jarreau やPatti Austinや大橋純子&美乃家セントラル・ステイションで「Wait a Little While」も、カヴァーされている。
「Nightwatch」は、名曲が揃ったアルバムとなっている。
「Wait a Little While」を聴いてほしい。
Seawind 海鳥 [CD]
ハワイ出身のバンドと言えばもう一つは、「Seawind」意味は、島から吹く自由な風を表している。
キュートなポーリン・ウィルソンのヴォーカルに、ジェリー・ヘイ、キム・ハッチクロフト、ラリー・ウィリアムズらによる「シーウィンド・ホーンズ」が特徴的なバンド。ジェリー・ヘイは、アースウインド&ファイアーのホーン・アレンジもしている名トランペッター、このアルバムから正式にメンバーから外れたが、ゲストという形で参加している。
バンドは、ドラマーのハーヴィー・メイソンより見出され、彼のプロデュースで、1976年にCTIレコードにてデビュー。1980年に、キーボーディストのジョージ・デュークをプロデューサーに招いた、Seawind(邦題『海鳥』)を発表、ジョージの手腕により、さらにポップにファンキーに作り上げられた、そしてTwo Of UsとWhat Cha Doin'がR&Bチャートでヒットする。
グループ最大のヒット曲の「What Cha Doin'」。
山下達郎 Big Wave [CD]
Big Wave (30th Anniversary Edition)
- アーティスト: 山下達郎
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2014/07/23
- メディア: CD
サーフィンを題材とした映像と言えばもう一つこれ、山下達郎の「Big Wave」。
ウォルター・マルコネリー監督のサーフィンを中心としたマリンスポーツのドキュメンタリー映画のサウンドトラック・アルバム。A面は映画のための書き下ろしを含む自身のオリジナル曲。B面は、一人多重録音によるビーチ・ボーイズ関係のカヴァーで構成されている。「Big Wave」は、同年4月25日に先行シングルとして発売されていた、山下達郎作曲、大貫妙子作詞・歌の「魔法を教えて」を、新たに英語詞としたもの。本アルバムのオリジナル曲の作詞を行ったアラン・オデイ(Alan O'Day)に歌入れに立ち会ってもらいつつ、英語の発音を徹底的に矯正してもらうことにした。その結果、発音は大幅に改善され、それ以降は安心して英語の歌が歌えるようになったというが、山下は、その時のことをあまり覚えていないと言っている。
映像の「Big Wave」はドキュメンタリー映画の物。
Big Waveの元歌 山下達郎作曲、大貫妙子作詞と歌の「魔法を教えて」
カラパナ メニイ・クラシック・モーメンツ オリジナル・サウンドトラック [CD]
メニイ・クラシック・モーメンツ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: カラパナ
- 出版社/メーカー: SOLID
- 発売日: 2013/05/22
- メディア: CD
アルバム「メニイ・クラシック・モーメンツ」は、ハワイ出身のロックグループ、カラパナが1978年に発表したもので、同名のサーフィン映画のサウンドトラックの為に制作した作品である。曲があまりに、サーフィンの映像と合う為に、曲に合わせて、映像を選んで行く事になり、(ストーリー性がある映画ではなかったので)日本でもサファーの人達に、チョット話題になっていました。
映像は「メニイ・クラシック・モーメンツ」の映画のもの、カラパナ音(ロコの血を感じる)に乗ってのサーフィンの映像はまさにピッタリ、ハワイの自然を感じる映画になっています。
Weather Report Heavy Weather [CD]
エレクトリック・ジャズ・バンド、ウェザー・リポートの8枚目のアルバムである。1977年に発表された。初回発売時にはおよそ50万枚を売り上げ、グループ最大のヒット作となった。芸術的観点から考えた場合でも、ウェザー・リポートの中でも最も優れたアルバムである。「ヘヴィ・ウェザー」はダウン・ビート誌から星5つの評価を受け、読者投票によって1977年のジャズの「アルバム・オヴ・ザ・イヤー」をやすやすと獲得している。ベーシスト、ジャコ・パストリアス(エレクトリック・ベースの革命児と言われ、現在のあらゆるジャンルのベーシストに影響を及ぼしている)が参加した2枚目のアルバムでもある。前作であるブラック・マーケットでは、彼は7曲中2曲に参加したのみであったが、本作ではレギュラー・メンバーとして全曲で演奏し、コ・プロデューサーにもなり、サウンドの要のミックスダウン もしている、ジャコ・パストリアスの加入で、ロックのファンも急激に増えることになる。
映像は、パーカッションだけの曲「Rumba Mama」に続き、ジャコ・パストリアスの代表曲「Teen Town」。
Join Mitchell SHADOWS & LIGHT [DVD]
ジョニ・ミッチェルにとっての最初の映像作品。そしてこの作品のサウンドの中心的な存在なのは、ジャコ・パストリアス(b)で、彼女との共作は4作続いていて、2作前からは、完全に二人での共作のような形になり、そのコラボレーションは、奇跡といっていいほど、美しいサウンドを作り上げた、その頂点を迎えたのが「シャドウ・アンド・ライト」である。ジャコがこのライブの為に連れてきたのは、パット・メセニー(g)ライル・メイズ(key)マイケル・ブレッカー(sax)ドン・アライアス(dr,per)という豪華なメンバーで(最初は、ウェイン・ショター(sax)が参加する予定だったが、ウエザー・リポートから二人同時に参加するのは契約違反になるため無理になった)、最高の音楽を超えて、凄まじいライブになっている。ジョニ・ミッチェルも、凄い演奏に全く圧倒されることなく、主役は私よと、堂々と歌っているのが、凛々しくカッコイイ。
映像は、「Blck Crow」
高橋ユキヒロ Saravah Saravah! [CD]
2018年に、40 年前にリリースしたソロデビュー・アルバム「Saravah!」のヴォーカルパートを全部編集、新しく録音し、新たにミックスダウンとマスタリングを施した「Saravah! Saravah!」をリリース。1978年にキングレコードから発売された「Saravah!」は、当時26歳だった高橋ユキヒロが YMO 前夜にソロアルバムとして初め てリリース。サディスティック・ミカ・バンドのメンバーである加藤和彦、高中正義のほか、細野晴臣、山下達郎らが参加し、さら に坂本龍一が共同プロデュース・編曲を行ったことでも知られ、今なお色あせぬ名盤として知られている。 当時のマルチ・トラックが良好な状態で保管されているのが発見されたのを機に、オケパートはそのままに、ヴォーカルパート を現在の高橋幸宏の声で再録したのが今回のアルバムだ。高橋は「40年前の作品が、まさに、”今の自分”の作品になったと 思う」とコメントを寄せている。
高橋幸宏 のアルバム「Saravah!」と「Saravah Saravah! 」の収録曲 Back Street Midnight Queen をMixした音源を発見、新旧のヴォーカル聴き比べ下さい!
Patti Austin End of a Rainbow [CD]
ハーレム出身のシンガーPatti Austinの76年のデビューアルバム。彼女は優秀なセッション・ボーカリストとして、ポール・サイモンの「恋人と別れる50の方法」、フランキー・ヴァリの「燃える初恋」、ビリー・ジョエルの「素顔のままで」など数々の有名作品のバックボーカルを努めて、当時ジャズ界に君臨していたクリード・テイラー率いるCTIレーベルからこのデビューアルバムを出す。「More Today Than Yesterday」のカバー以外。彼女のオリジナル曲で構成されているのも才能を感じることができる。また、CTIレーベルを支えたにミュージシャンによる素晴らしい演奏を堪能することができる。
「Say You Love Me」は、彼女の伸びやかに歌い上げる透明感のあるヴォーカルに酔いしれることが出来る、ミニ・リパートンを彷彿させる極上のメロウチューンサウンド。
Bobby Caldwell Heart of Mine [CD]
Heart of Mine by Bobby Caldwell (2013-09-24)
- アーティスト: Bobby Caldwell
- 出版社/メーカー: Jvc Japan
- メディア: CD
Bobby CaldwellはNYのマンハッタン生まれ、マイアミ育ちのシンガー・ソングライター。日本では、ミスターAORと呼ばれていた。
1988年発売のこのアルバム、実に4年ぶりのアルバムで、その間に、ボズ・スキャッグスに「ハート・オブ・マイン」ピーター・セテラに「ネクスト・タイム」、「ステイ・ウィズ・ミー」(映画『竹取物語』主題歌)などのヒット曲をを提供、後にセルフカバーしたのがこのアルバム、4年間のブランクを感じさせない出来栄えである。1990年代にオンエアされたニューヨークの夜景をバックに「ステイ・ウィズ・ミー」「ハート・オブ・マイン」「カム・トゥー・ミー」が流れるパーラメント(たばこ)のCMで覚えている人も多いのでは。
映像は、トレードマークのソフト帽姿がカッコイイ!「ハート・オブ・マイン」。