安部恭弘 FRAME OF MIND [CD]
安部恭弘は、77年杉真理の「MARI & REDSTRIPES」のメンバーでデビューするが杉真理が急病で解散、その後しばらくの間はディレクターやスタジオミュージシャンとして、スタジオレコーディングを手掛けたり、他アーティストのライブにコーラスとして参加しつつ、クリスタルキング、大橋純子、竹内まりや、稲垣潤一等への作曲提供をしていた、特に小田和正のソロ初期のステージにおけるギタリストぶりは印象深い。本作は85年リリースされたソロ・アルバムとしては4作目、デビュー当初からアレンジを一任されている清水信之のアレンジが完璧で安部恭弘の良さを引き出している。セカンド・アルバムだけチャーリー・カレロ(山下達郎のファースト・アルバムのアレンジをしていて山下のサウンドの元になっている)がアレンジをしているのも興味深い。セールスが振るわなかったものの間違いなく80年代を代表するシティ・ポップの名盤である。
「LADY スタジオライブ」
「So Good So Fine」
「Closes Your Eyes」