Chaka khan What'Cha Gonna Do for Me [CD]
チャカ・カーンのソロ3作目。ビートルズのWe Can Work It Outや ディジー・ガレスピーのジャズの名曲And the Melody Still Lingers On (チュニジアの夜)などを収録、ジャンルを飛び越えて、圧倒的なファンクチューンに変身させてしまうアレンジもカッコイイが、彼女の圧倒する歌のパワーはすごい。アルバムタイトルのWhat'Cha Gonna Do for Meは全米R&Bシングル・チャート1位に輝いた彼女の代表作。素晴らしいトップ・ミュージシャンを贅沢に使って作り上げた傑作アルバム。
映像は、レコーディングのメンバーの演奏でドラム、スティーブ・フェローン、ベース、アンソニー・ジャクソン、ホーンセクション、ブレッカー・ブラザースなどのメンバー、ライブなので、And the Melody Still Lingers Onを見てほしい、彼女の歌も素晴らしいが、マイケル・ブレッカーのテナーサックスのソロが凄い!
Roberta Flack & Donny Hathaway [CD]
Roberta Flack & Donny Hathaway
- アーティスト: Flack, Roberta
- 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
- 発売日: 1995/10/19
- メディア: CD
ダニー・ハサウェイ、ロバータ・フラック共作、全米3位のヒットとなり、Where Is the Love。でグラミー賞最優秀ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞(デュオまたはグループ部門)を受賞した。
順番が逆になるのだが、二人のデュエットYou've Got a Friendが71年にヒットし、72年にダニー・ハサウェイの「LIVE」がヒット、その次が「Roberta Flack & Donny Hathaway」となっているのだが、二人の名前をタイトルにしたアルバムだけあって、アルバム全体どの曲も、心が通い合った歌声が甘く絡み合っていき、聞き惚れてしまう。
ラルフ・マクドナルドとウィリアム・ソルターが共作で作曲したWhere Is the Loveで初の共演になるのだが、この後ロバータ・フラックの作品にずっとかかわっていく事になっていく。
「Where Is the Love」
Donny Hathway LIVE! [CD]
70年代初頭のニュー・ソウルの象徴といわれたダニー・ハサウェイ。ゴスペル、ジャズなどの要素を取り入れ、知的で洗練されたサウンドを作りあげた。
特に、What's Goin' Onは、マーヴィン・ゲイのオリジナル版と比べても決して引けを取らない見事な出来栄えとなっている、斬新でジャジーな自由なフィーリングをもったライブ演奏で、伝説のステージとなっている。その演奏をしたミュージシャンが、フレッド・ホワイトのちのEW&Fのドラムでモーリス・ホワイトの弟で、この時まだ16歳、ベースのウイリー・ウィークス、ギターのフィルアップ・チャーチとコーネル・デュプリー、パーカッションのマスター・ヘンリー・ギブソンそして、ダニー・ハサウェイのボーカル&キーボード今考えると、凄いメンバー、熱く、でも洗練されたプレイを聴かせてくれる。そしてキャロル・キングの名曲、You've Got A Friendは、観客全員が合唱、感動的である。
「What's Going On」
Larry Carlton 夜の彷徨 [CD]
前作のPlaying/Singingは、彼の歌を全面に出した作品でマイケル・フランクスを彷彿させるものだったが、今回の作品は気の知れたミュージシャンとの自宅のスタジオでのセッションによるギターを全面に出したアルバム、ハイライトは彼の自宅スタジオの名前を曲名にしたRoom335。前回のスティーリー・ダンのPegのリフからヒントを得て作ったと本人も言っている、是非聞き比べて欲しい。
このアルバムによってギタリストに多大な影響を与え、当時のスタジオ・ミュージシャン&アレンジャーがラリー・カールトン風を取り入れた。78年の日本のツアーに行き、どんなギターのセッティングなのかと見に行ってみたら、噂どうりギブソンの335とボリュームペダルとメッサー・ブギーのアンプだけで(サンタナも当時、ヤマハのSGとメッサー・ブギーのアンプだけ)驚いた。
映像はLarry&Leeの1995年の日本でのライブ。
Steely Dan Aja [CD]
The Crusaders Those Southern Knights [CD]
前回取り上げた、ストリートライフ、ランディ・クロフォードは良かったんだけど、他の曲が売れ線の感じがして本来の音楽性の違うと思った人には、Those Southern Knights が良いよね。クルセイダースの作品の中でも、最強のメンバーで各自の個性が最も生かされたアルバム。特にSpiralはクルセイダースの代表曲、ラリー・カールトンのソロはワイルドで洗練されたプレイで、素晴らしい出来である。
映像は、トロンボーンのWayne Hendersonが抜けた後で、残念ですが、当時のクルセイダースを勢いを感じられる事が出来る。
The Crusaders Street Life [CD]
マイケル・フランクス アート・オブ・ティー [CD]
マイケル・フランクスのメジャーデビュー作。
マイケル・フランクスの作品は、ひときわ洗練度が高く、あらゆるジャンルと溶け合い、彼のナイーブでウエットな歌声で、オシャレに表現されるのが特徴で、デビュー作にもかかわらず、一曲目から彼の虜になっしまう。(デビュー作で全曲において完成された洗練度の高さには驚愕してしまう。)
特に彼が、前から一緒に演ってみたいと思っていたのがミュージシャンが突然実現になってしまう、そのミュージシャンがクルセイダースを中心としたメンバーで、彼も夢のようだという演奏を繰り広げていく。
ラリー・カールトンのギターからは始まる、一曲目のNightmovesをどうぞ聞いてください。ジョー・サンプルのローズ・ピアノも良い。
RAJIE Heart To Heart [CD]
ラジのファーストアルバム、サディスティックスの高橋幸宏、後藤次利がサウンド・プロデュースし二人とも作曲家としてもこれから才能を開花していく作品で、全体的にシティポップの音になっていて彼女の透明感の声によく合っています。
The Tokyo Tasteは南佳孝とのデュエットで心地よい仕上がりに成っています。
名曲の「愛はたぶん」もこのアルバムに入っていたので嬉しかったです。この曲は、幸宏さんのお兄さんの高橋信之さんの作曲、この頃は二人でたくさんCMソングを作っていたそうで、そのCMの映像が凄く良いので見てください。
前回のサディスティックスの映像でコーラスをしていたBUZZの二人の曲ケンとメリー〜愛と風のようにも高橋信之が楽曲を作曲・プロデュースこちらも良いです。
sadistics [CD]
サディスティック・ミカ・バンドが解散をしたあとに、元メンバーの高中正義、高橋幸宏、後藤次利、今井裕が新たに結成したのが、Sadisticsである、加藤和彦がいなくなっても、その遊び心の精神を確実に引き継いだアルバム。
アナログ盤のA面は幸宏のアイデアで海賊のコンセプトに世界中を回っていく、ヨーデルの灰田勝彦を引っ張り出したのには驚いた、B麺はシティ・ミュージック、シンガー決めていなかった為、ラジ、アレックスがボーカルをとり多彩さをましている、もちろんメンバーの4人も歌っています。
映像の名曲「The Tokyo Taste」ラジはこのアルバムが初レコーディングだったらしいです。コーラスをしている二人はフォークグループのBUZZ、斉藤ノブさんもいますね、ラジとBUZZは日産スカイラインのCMを歌っていましたね(これも名曲)。