佐藤竹善 Cornerstones [CD]
シング・ライク・トーキングのヴォーカリスト佐藤竹善のファースト・ソロ・アルバム「Cornerstones」は95年にリリースされた。ホーギー・カーマイケルの名曲「スターダスト」以外は佐藤竹善の大好きなAORのカヴァーという内容のアルバム。参加したミュージシャンは、13CATSのメンバーのキャット・グレイ、沼澤尚、カール・ペラッツォの3人、金子飛鳥、笠原綾乃は ASKA STRINGS、藤田千章はSING LIKE TALKING、塩谷哲、ジェーン・チャイルド、エリック・ミヤシロ、エディー・Mなどで、上質なサウンドに支えられて佐藤竹善の歌の上手さが光り、岩崎宏美 と佐藤竹善のデュエットの「I O U Me」は秀逸の出来でオリジナル曲に迫る出来映え。佐藤竹善は、ライナーノーツで岩崎宏美とのデュエットについて「ロバータ・フラックとダニー・ハザウェイの様な世界に少しでも近づければ、という思いで歌いました。何気ない中の、キャット・グレイの緻密なプロデュースにも注目して下さい。」と書いていた。AORのカヴァーというマニアックな内容の作品だったが、人気グループのフロントマンらしくヒットを記録した。
「I O U Me」岩崎宏美 と佐藤竹善のデュエットで、ビービー&シーシー・ワイナンズのカヴァー。
「No One There」エリック・タッグのカヴァー。
「O.C.O.E」ペイジズのカヴァー。
「Whatcha' Gonna Do For Me」チャカ・カーンで有名だが、ネット・ドヒニーのカヴァー。
「What You Won't Do For Love」ボビー・コールドウェルのカヴァー。