井上鑑 預言者の夢 [CD]
井上 鑑はキーボーディスト奏者、作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーで70年代後半からフュージョン・グループのパラシュートに参加し、大瀧詠一のユニットにも参加している。シンガーソングライターのやまがたすみこは奥さんです。井上鑑のファースト・アルバム「預言者の夢」は82年にリリースされた。パラシュート勢を含む日本のトップ・ミュージシャンを集めて制作、実在の人物や映画のキャラクターなど10人の男をテーマにしたコンセプト作で、AOR色も濃いが、サウンドも歌詞もかなり前衛的で、サウンドも難解なコードと変拍子を取り入れ、歌詞も色々な言葉遊びを取り入れている作品でした。この頃は井上鑑は寺尾 聰のアルバム「REFLECTIONS」が130万枚以上という記録的大ヒットとなり、レコード大賞編曲賞等多数受賞している為か、こんな強気なコンセプト・アルバムを作れたのだと思います。この後のアルバムもニュー・ウェイブのテイストが加わり、実験的なインストゥルメンタルを手掛けたりと井上鑑の世界を深めていった。ヨコハマタイヤのCM曲として使用されたソロ・デビー曲「Gravitations」も収録されている。
「Gravitations」
「Laetitia」
「リンドバーグ物語」
「Calaidoscopio」