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Panta & Hal マラッカ [CD]


マラッカ(紙ジャケット仕様)

マラッカ(紙ジャケット仕様)

  • 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
  • 発売日: 2004/06/23
  • メディア: CD


頭脳警察は、新左翼・全共闘・全学連などによる政治運動が激化した時期の最後に、72年にレコードデビューした。タブーに挑戦する政治的に過激な歌詞とラディカルなライブパフォーマンスによって、発禁や放送禁止、コンサート会場への出入り禁止などのエピソードを持つ、パンタ(中村治雄)とトシ(石塚俊明)よる頭脳警察が75年に解散。メッセージ性だけでなく音楽性も重視するという構想のもとで77年にパンタが結成したバンドが、PANTA&HALだ。2年間リハーサルを積んでじっくり作られたのがファースト・アルバム「マラッカ」で、79年にリリースされた。プロデュースはムーンライダースの鈴木慶一が担当し、犬猿の仲だと思われていた、旧頭脳警察派と旧はっぴいえんど派のコラボレーションは多くの関係者を驚かす出来事だった。「マラッカ」は当時の音楽状況を先鋭的に反映した作品で、その後に日本を代表するスタジオ・ミュージシャンとして名を馳せるギタリストの今剛が在籍していたが、彼のロックだけでなくラテン的な要素も含んだフュージョン的な指向性とパンタのメッセージ性、その頃に台頭してきたパンク、ニュー・ウェイブの影響が融合したアルバムで、名盤と言われている。その後にソロ転向したパンタは他のアーティストへの楽曲の提供や、ジャンルを超えたアイドルのプロデュースなども手がけることになるが、そのきっかけになったアルバムでもある。ライブ・アルバム「TKO NIGHT LIGHT」を80年に発表後にPANTA&HALは突然解散する。

「マラッカ」

「つれなのふりや」

「ブリキのガチョウ」

「極楽鳥」

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