Spinners [CD]
ザ・スピナーズはアメリカのデトロイト出身のヴォーカル・グループ。50年代から活動を続け、73年ににリリースされた「Spinners(フィラディルフィアより愛をこめて)」はグループとしてのバランスや、楽曲の完成度からすれば、最も脂の乗った作品といえる、モータウンからアトランティックに移籍した第一作で、プロデュースはトム・ベルが担当し、ベルのソウルフルなオーケストラアレンジは、彼らの和声の強さを完璧に発揮しました。さらにMFSBがいるシグマ・スタジオで完成度の高いレコーディングをし、新加入のフィリッペ・ウィンをはじめリード・ヴォカルの高めの声の相性は絶妙で、洗練されたフィリー・サウンドを生み出し、70年代のソウル・シーンで突出したサウンドとなり、R&Bチャートだけでなく全米ポップ・チャートにものぼる人気を獲得しました。
「Just Can't Get You Out of My Mind」
「Ghetto Child」
「Could It Be I'm Falling In Love」
「I'll Be Around」