Monty Alexander Love Notes [CD]
オスカー・ピーターソンの流れを汲む正統派ジャズ・ピアニストとして地位を確立する一方、アーネスト・ラングリンやスライ&ロビーとのプロジェクトも行い、ジャズのスウィングとレゲエのグルーヴを併せ持つスーパー・ピアニストとしてジャマイカが世界に誇るレジェンド・ピアニスト、モンティ・アレキサンダーの最新アルバム「 Love Notes」は2022年11月29日にリリースされた。ヴォーカリストとして全11曲を歌うというもので、86年に「To Nat With Love」でもヴォーカルを披露していたが、全曲歌うのは初めての事、「As Time Goes By」「Moon River」「Straighten up and Fly Right」などのスタンダードを中心に、タイトルの自作曲も含め、自らをジャメリカンと言っているようにレゲエのリズムに乗って歌っている。この雰囲気がたまらなく、最近のアルバムでは一番のお気に入りで、良く聴いている。ジョージ・ベンソン(g)、ラムゼイ・ルイス(p)、ジョー・サンプル(key)、ロイ・ハーグローブ(tp)が参加した「These Love Notes」や84年と04年のライブからも2曲を収録していて、その1曲「Straighten up and Fly Right (Live)」ではナット・キング・コールばりの歌声を聴かせてくれる。
「These Love Notes」
「As Time Goes By」
「Moon River」
「Straighten up and Fly Right (Live)」