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Elton John Rock of the Westies [CD]


ロック・オブ・ジ・ウェスティーズ+1

ロック・オブ・ジ・ウェスティーズ+1

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1995/09/10
  • メディア: CD


1972年『ホンキー・シャトー』から、7枚のアルバムを連続で全米1位に送り込んだ7枚目のアルバムの「Rock of the Westies」、前作の五ヵ月後に発売されたアルバム。バンドメンバーであったディー・マレイ、ナイジェル・オルソンを解雇、メンバーを変えてのレコーディングとなった、そのためかより荒々しいサウンドのポップロックアルバムとなっている。 ハイペースでのレコード発表と並行して、極めてワーカホリックだったスケジュールでのステージ活動はエルトン・ジョンの精神や肉体に支障を来した。前作のエルトン・ジョンの最高傑作の一つの『キャプテン・ファンタスティック』 発売後にディー・マレイ、ナイジェル・オルソンを解雇したために、「Rock of the Westies」は商業的な成功を収めながらも、評論家からは批判されてしまう。 しかしメンバーが変わっても絶頂期の頃のアルバムだけあって完成度の高いアルバムである。


「Island Girl」全米ビルボードのシングルチャートで1位を記録した。

1976年に初の全英一位となったポップナンバー「Don't Go Breaking My Heart(恋のデュエット)」キキ・ディーはエルトンが立ち上げたレーベル「ロケット・レコーズ」の最初の所属歌手である。最初からデュエット曲を作ろうという企画で、常の歌詞にあわせて曲を書く形とは違っていたらしい。


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Ringo Starr Ringo [CD]


リンゴ+2

リンゴ+2

  • アーティスト: リンゴ・スター
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/12/19
  • メディア: CD



スタンダード・ナンバーのカヴァー集やカントリー・アルバムであった前2作に対し、本作はほぼオリジナル曲で構成されており、リンゴの本格的なソロ第1弾アルバムといえる。
ビートルズ解散後としては初めて、元メンバー4人全員が参加したアルバム(4人全員が共演した楽曲はない)で、当時大きな話題となった。ジョージ・ハリスンは楽曲提供の他、4曲でギターも担当。ジョン・レノン作の「アイム・ザ・グレーテスト」ではリンゴ、ジョン、ジョージの3人が共演。同曲は、ジョン自身によるリハーサル・テイクも存在し、『ジョン・レノン・アンソロジー』に収録されている。ポール・マッカートニーは「シックス・オクロック」を提供した他、「ユア・シックスティーン」にも参加。ビートルズと親交の深かったクラウス・フォアマンやビリー・プレストンも参加している、オールデイーズ、カントリー、バラード、ポップスなど多彩なアルバムで、全米2位を記録する大ヒットとなった。


「想い出のフォトグラフ」1973年にはジョージ・ハリスンとの共作、全米チャートでNO.1を記録。

「ユア・シックスティーン」ジョニー・バーネットが1960年に発表した楽曲。リンゴ・スターのカバー・バージョンが1974年に全米チャートでNO.1を記録。

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John Lennon WALLS AND BRIDGES [CD]


WALLS AND BRIDGES

WALLS AND BRIDGES

  • アーティスト: JOHN LENNON
  • 出版社/メーカー: EMI UK
  • 発売日: 2010/10/04
  • メディア: CD


『心の壁、愛の橋』 (Walls and Bridges) は、1974年9月26日にアメリカで発表された,それまでのような政治色の濃いメッセージもほとんど見られず、オノ・ヨーコとの別居生活、いわゆる「失われた週末」の時期に制作されたアルバムである。
サポート・メンバーは、ジェシ・エド・デイヴィス(ギター)やニッキー・ホプキンス(ピアノ)など発表当時はローリング・ストーン誌で「Listen to me!」というキャッチコピーとともに、「レノンの最高傑作」と評価された。 エルトン・ジョンと競演した「真夜中を突っ走れ」は、レノンにとって初の全米ビルボード誌上No.1シングルとなった(ワールド・アンド・レコードチャートではイマジンがNo.1をすでに獲得していた)。セカンド・シングル「#9 Dream」も全米で9位にヒットとなり、数字「9」をラッキー・ナンバーとするレノンが喜んだという。また、「この曲が1位になったら、エルトンのコンサートにゲスト参加する」と約束していたジョンは、1974年11月28日、マディソン・スクエア・ガーデンのエルトンのコンサートに飛び入り参加。その日、客席に来ていたヨーコとの復縁のきっかけとなった。このアルバムのCM(30秒)ではリンゴ・スターがナレーションを担当し、最後にレノンが「Thank You, Ringo」とお礼を述べている。


「Whatever Gets You Thru The Night(真夜中を突っ走れ)」エルトン・ジョンとの共演で、ジョン・レノン初の全米ビルボード誌上No.1シングル。

「#9 Dream」アルバムのセカンド・シングル

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George Harrison Living In The Material World [CD]


リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド+3

リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド+3

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/12/12
  • メディア: CD


ジョージのアルバムは、今まで相当数のミュージシャンが参加していたが、今回のアルバムは、少人数のミュージシャンで作りあげている、特にピアニストのニッキー・ホプキンスの働きが大きい、その他のミュージシャンは、元スプーキ・トゥースのオルガン奏者のゲイリー・ライト、ベースは、旧友のクラウス・ファマン、そしてジョー・コッカーのバンドのジム・ケルトナーがドラムを担当している。ジョージの素晴らしいスライド・ギターも聴きどころだ。シンプルな構成でのアレンジで、ジョージらしい歌詞もサウンドも上手く表現出来ているアルバムだ。


シングル曲の「Give Me Love」は、1973年5月にリリース、その6週間後、全米シングル・チャートの1位だったポール・マッカートニー&ウィングスの「My Love」を引きずり下ろし自らが1位になり元ビートルズの2人が全米チャートの1位と2位を独占この快挙は最初で最後である、そしてジョージのファンにはずっと愛されている曲でもある。

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PAUL MCCARTNEY AND WINGS VENUS AND MARS [CD]


VENUS AND MARS [CD]

VENUS AND MARS [CD]

  • アーティスト: PAUL MCCARTNEY AND WINGS
  • 出版社/メーカー: CAPITOL RECORDS
  • 発売日: 2017/11/17
  • メディア: CD


ウイングス最大のヒット作にして最高傑作となったアルバム「Band On The Run」の興奮冷めやらぬ時期にリリースされたとあって、「Venus & Mars」は、絶好調のポール・マッカートニーの姿がある、 ウイングスというバンドとしては、完成度は本作品の方が高く、ウイングス黄金期の作品のひとつ。全英、全米で1位を記録。アメリカでは予約だけで200万枚を超える大ヒットとなった。ジミー・マッカロク(ギター)が加入し、5人体制で制作されたウイングス4枚目のアルバム。レコーディング開始から間もなくジェフ・ブリトン(ドラムス)が脱退し、後任としてジョー・イングリッシュが加入。主にニューオーリンズとロサンゼルスでレコーディングが行われ、ライブを強く意識した構成になっている。ニューオーリンズでのレコーディングは、アラン・トゥーサンが所有するシー・セイント・スタジオで行われ、トゥーサンもレコーディングにゲスト参加した。


「あの娘におせっかい(Listen to What the Man Said)」はギターにデイヴ・メイソン、サックスにトム・スコットをゲストとして起用している(本当は、隣のスタジオで別のレコーディングをしていた二人にポールがチョット入ってくれよと頼んだらしい)そして冒頭部分の声は、ウルフマン・ジャックである(シングルバージョンには声は入っていない。また、この曲のシングルバージョンはアルバムバージョンよりスピードが遅くなっている。


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Eric Clapton 461 Ocean Boulevard [CD]


461 Ocean Boulevard (Dlx) (Dig)

461 Ocean Boulevard (Dlx) (Dig)

  • アーティスト: Clapton, Eric
  • 出版社/メーカー: Polydor / Umgd
  • 発売日: 2004/11/09
  • メディア: CD


デレク・アンド・ザ・ドミノス名義の『いとしのレイラ』以来4年近くのブランクを経て発表された、久し振りのスタジオ・レコーディング作品、全米1位のヒットとなり、アルバムはその後1ヶ月もの間、チャートインし続けることになり、クラプトン復活を決定づけた。
アルバム・ジャケットに登場する家は、実際にエリック・クラプトンがレコード制作時に住んでいたフロリダ州のマイアミ・デイド郡のゴールデン・ビーチの街にあるオーシャンブルヴァードの461番地に実在した、この住所が世に広まって以降、今もファンの足が途絶えることがない通りとなっている。このアルバムは、クラプトンをよく知るアトランティック・レコードの名プロデューサー/エンジニアのトム・ダウドによって制作され、ボブ・マーレ―の「I Shot The Sheriff」は、バンド・メンバーのジョージ・テリーの提案によってレコーディングされ、後日このカヴァーを聴いたボブ・マーレ―は非常に気に入っていたそうです。


レゲエ・サウウドを世界に広めることになり衝撃を与えた、エリック・クラプトン唯一の全米No.1シングル「I Shot The Sheriff」

「Let It Grow」後半部にだんだん盛り上がっていき、繰り返されるギターのメロディがどことなく「Stairway to Heaven」 に似ているように聴こえる為に、比較されたバラードの名曲。

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Bob Dylan  Desire [CD]


欲望

欲望

  • アーティスト: ボブ・ディラン
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックハウス
  • 発売日: 2003/11/19
  • メディア: CD


1976年にリリースされたボブ・ディラン17作目のスタジオ・アルバム。ディランのスタジオ・アルバムの中でもベスト・セラーとなったアルバムである。このアルバムの制作開始にあたって、ディランはその当時、有名無名を問わずニューヨークにいたミュージシャンに片っ端から声をかけスタジオにつれていった。 レコーディングのやり方にたいしては、エミルウ・ハリスらがこう証言している。 「ディランのレコーディングには楽譜もリードシートもない。キーはおろか、曲名さえ知らされない。それで私達はディランがおもむろにギターを弾き歌い始めると、彼の手元と唇の動きに最大限の注意を払い、合わせていかなければならない。なぜならそれが後にも先にも一回きりのレコーディングになるかもしれないからだ。」 結局、エリック・クラプトン、ココモ、ロジャー・マッギンといった有名どころは参加を見合わせ、残ったメンバーは、デビュー間もないエミルウ・ハリス以外はすべて無名ミュージシャンばかりになった。しかし、残ったメンバー、ロブ・ストーナー、スティーヴン・ソールズ、スカーレット・リヴェラらの醸し出す、ラグタイムとラテンミュージックを掛け合わせたような一種独特のサウンドは受け入れられ、アルバムはディラン最大のヒットを記録。メンバーにもそれぞれレコーディングの機会が与えられることとなった。
なお、本作のレコーディングが終了すると、このメンバー達を母体として「ローリング・サンダー・レヴュー」のハウスバンド「Guam」が結成され、ツアーと映画撮影を行った。


新型コロナウイルスで来日公演も中止になったが、8年振りのオリジナル・ニュー・アルバム「Rough And Rowdy Ways」がでるそうでなによりです。

「Hurricane(ハリケーン)」は殺人の冤罪で投獄されたボクサー、ルービン・ハリケーン・カーターの無実を訴えたプロテストソング、カーターの半生を元にした映画『ザ・ハリケーン』(1999年公開)では、本作収録の「Hurricane(ハリケーン)」がサウンドトラックで使用された。

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The Rutles ラトルズ 4人もアイドル! [DVD]


ラトルズ 4人もアイドル! [DVD]

ラトルズ 4人もアイドル! [DVD]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2000/07/21
  • メディア: DVD


前回の10ccを書いていて思い出しました、イギリス人らしい皮肉さ、そしてパロディ精神旺盛な作風で知られるイギリスの代表的なコメディグループのモンティパイソンを、1976年にテレビ東京で「空飛ぶモンティパイソン」が始まり(この番組の後枠でタモリさんがデビューをしました。)イギリスのコメディ番組に衝撃を受けた事を、モンティパイソンがこの 「ラトルズ 4人もアイドル!」を制作、1978年3月22日に全米NBC系列で放送された、テレビ映画『オール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ』と同じもので、内容は、ロン・ナスティ(ニール・イネス:ジョン・レノン)、ダーク・マックィックリー(エリック・アイドル:ポール・マッカートニー)、スティッグ・オハラ(リッキー・ファター:ジョージ・ハリスン)、バリー・ウォム(ジョン・ハルシー:リンゴ・スター)の4人が出会い、世界一のロック・バンド、ラトルズに成長していくというビートルズに起こったできごとをモキュメンタリー(ドキュメンタリー・タッチのフィクション)の手法で制作しているパロディ。 ミック・ジャガーやサイモン&ガーファンクルのポール・サイモンのラトルズについてのパロディ・インタビューやパンク少年役のロン・ウッド、そしてパロディの対象で当事者でもあるビートルズのジョージ・ハリスン本人もテレビ・レポーター役で登場する。その一部を紹介します、曲も良く出来ていて、CDも出ています。


「エド・サリヴァン・ショー」のパロディ

「All You Need Is Love」のパロディ

「Get Back」のパロディ

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10cc The Original Soundtrack [CD]


オリジナル・サウンドトラック+4

オリジナル・サウンドトラック+4

  • アーティスト: 10CC
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2011/11/09
  • メディア: CD


「オリジナル・サウンドトラック(The Original Soundtrack)」は、1975年に発表された10ccのアルバム。ロック・オペラ「パリの一夜」で始まる一種のコンセプト・アルバム。「架空の映画のサウンドトラック」という10ccらしい風変わりな設定で制作され、知的な遊び心とイギリス人らしい皮肉さ、そしてパロディ精神旺盛な作風で知られ、それが一つの形となったのがこのアルバム。10ccのメンバーのエリック・スチュワート、 グラハム・グールドマン(ヤード・バーズのフォー・ユア・ラブの作曲者)、 ケヴィン・ゴドレイ、 ロル・クレーム、この4人は全員がソングライターであり、4人全員がシンガーでもあり、4人全員がプロデューサーも兼ね、4人のうち2人がレコーディング・スタジオの共同所有者でエンジニアリングもこなし。自分たちだけで作品を完成させてしまえるバンドで、作品となって届けられる音は、その辺の普通のポップ・バンドのものとは明らかに違っていた。


「パリの一夜(パリのある夜〜同じその夜のパリ〜夜がふけて)(Une Nuit A Paris)」8分あまりの大作で、パリを舞台にしたオペラかミュージカルの一場面を再現するかのような曲を聴いてほしい。QUEENの「ボヘミアン・ラプソディ」 と比較されることも多いが、10ccの方が先に世に出ているという事実がある、シングル曲ではないし、コンセプトが違うので比較はできないが、「ボヘミアン・ラプソディ」 の良さをやっぱり感じてしまう、10ccの才能を感じてほしい。

「アイム・ノット・イン・ラブ(I’m Not In Love)」多重コーラスによる美しいメロディから始まる曲で、全英でNo.1、全米でも最高位2位の大ヒットとなった、ヒット曲も作れる才能もある。

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Queen QueenⅡ [CD]


II

II

  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2011/03/16
  • メディア: CD


クイーンの2作目のアルバムである。本国では1974年3月に発表され、日本では3か月後の6月に発売された、(このころは、日本での発売は3ヶ月遅かったのが普通でした,早く聴きたい人は輸入盤を買いに行くのです)邦題には『ホワイト・クイーンとブラック・クイーンの啓示』という副題が付けられていた。イギリスのメディアの評価はいっこうに変わらなかったが、シングル曲「輝ける7つの海」のヒットもあり、アルバムは全英5位まで上がるヒット作になった。そしてファーストアルバム「戦慄の王女」もチャートに同時に上がってくる事に、このアルバムをきっかけに本格的なブレイクにつながるようになる。 彼ら最初のコンセプト・アルバムであり、前作「戦慄の王女」によるプレスからの酷評に対する回答でもあった。レコード発売当時は、ギタリストのブライアン・メイ中心の「サイドホワイト」と、ヴォーカルのフレディ・マーキュリー作の曲のみの「サイドブラック」の2つに分けるという形式がとられた。この「白と黒」というコンセプトは、メドレー形式の曲の収録方法、アルバムジャケットの裏表や見開きの写真にも貫かれており、「白と黒」が対になったコンセプトを1枚のアルバムとして押し出していた。 この作品に衝撃を受けているファンが多く、人気に火がつくのも当然の作品。


「輝ける7つの海(Seven Seas of Rhye)」ブライアンとフレディの共作だが、公式では作者のクレジットはフレディのみとなっている。コンセプトと同じ白と黒の衣装。

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