SSブログ

渡辺香津美 Olive's Step [CD]


Olive's Step

Olive's Step

  • アーティスト: 渡辺香津美
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2017/07/19
  • メディア: CD


「Olive's Step」は77年にリリースされた渡辺香津美の6枚目のアルバムである。LPのA面は、つのだヒロ(dr)後藤次利(b)坂本龍一(key)のメンバーで、ジャンルにこだわらないクリエイティブなサウンドで、今となっては普通の事なのだが、従来のジャズにロックやファンクを取り込み、スタイルやフォーマットにこだわりのない新しい時代の音はジャンルの違和感もなく融合している。 B面は、井野信義(b)松本弘(key)倉田在秀(dr)横山達治(Per)当時の渡辺香津美のレギュラー・メンバーのシンプルな演奏であるが一体感ある演奏が聴ける。このアルバムで渡辺香津美の人気に火が付く事になる、久しぶりに聴いたが40年以上たっていても古くならない感性が感じられる。 
77年の秋に「Olive's Step」の発売記念のライブを芝郵便貯金ホールに見に行った、つのだヒロと後藤次利は欠席で代わりに村上秀一(Dr)と高水健司(b)が来て素晴らしい演奏だった、当時の渡辺香津美のレギュラー・メンバーの演奏の良かったし日野元彦(Dr)などのゲストの演奏も良かった、それよりもまだ長髪だった坂本龍一のピアノのペダルを踏むハイヒールが頭にこびりついている!!


「Olive's Step」タイトル曲で、つのだヒロ(dr)後藤次利(b)坂本龍一(key)のメンバーによるファンキーなナンバー。

「Mellow Sunshine」エレクトリックギターとアコースティックギターがフィーチャーされた曲でアコースティックギターのソロの美しさにハッとしてしまう、坂本龍一のプレイも光る。

「Dindi」アントニオ・カルロス・ジョビンの曲で、当時の渡辺香津美のレギュラー・メンバーの一体感が聴ける。

nice!(13)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

吉田美奈子&渡辺香津美 nowadays [CD]


nowadays

nowadays

  • 出版社/メーカー: ewe records
  • 発売日: 2008/10/15
  • メディア: CD


2008年にリリースされたこのアルバム、声と6弦のダイアローグ~歌とギターだけの至福のハーモニーとタイトルがついていた。常に第一線のミュージシャンとして多方面から共演を熱望されるヴォーカリスト吉田美奈子と、近年アコースティック・ギター・プロジェクトに力を入れジャズ/クラシックの境界線を乗り越え、トップ・ギタリストとして、世界中で活躍を続ける渡辺香津美の歌とギターのみの究極のデュオ・アルバム。
一曲目はドアーズの「Light My Fire」ビートルズ「Eleanor Rigby」、ジョニ・ミッチェル「Both Sides Now」など、幅広い選曲を織り交ぜつつも、デューク・エリントンの「Sophisticated Lady」「Come Sunday」「Mood Indigo」、ビリー・ストレイホーン「Lush Life」、チャールズ・ミンガス「Good Bye Pork Pie Hat」などの王道ジャズ・ナンバーも。さらには前人未到のギターとの超絶ユニゾンが展開するホレス・シルヴァー「Opus De Funk」や、香津美のペダルワークが冴え渡る美バラード・チューン「I Wish You Love」、またクリスマスの賛美歌として知られるカタロニア民謡「El Noi De La Mare」まで、聴き所満載のアルバムです。


「Light my fire」ドアーズの名曲。

「Both Sides Now」ジョニ・ミッチェルが作詞作曲した名曲。

「Good Bye Pork Pie Hat」この曲はジャズベーシストの巨人チャールズ・ミンガスの名曲にジョニ・ミッチェルが歌詞を書く形の共作アルバム「ミンガス」からの曲、レコーディングが完成する二日前にチャールズ・ミンガスが亡くなってしまった。

「Opus De Funk」二人の超絶ユニゾンが聴ける。

nice!(16)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

はちみつぱい センチメンタル通り [CD]


センチメンタル通り

センチメンタル通り

  • アーティスト: はちみつぱい
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2012/10/03
  • メディア: CD


はちみつぱいは、あがた森魚のバックバンド的な活動を行っていた、バンドの名も、あがたがビートルズの「ハニー・パイ」(Honey Pie)から引用したものだった。これを前身として、1971年から蜂蜜ぱいと名乗り、あがたとは別に独立したロックバンドとしての活動を行うようになる。はっぴいえんどと共に、日本語ロックの先駆者として知られる。 1973年にはちみつぱい唯一のアルバム「センチメンタル通り」をリリース、イギリス・ロックからの影響も感じられるが、アコースティックで独特なムードの哀愁を漂わせる70年代の東京の下町の雰囲気を感じさせるエキゾティックな雰囲気を作り、無国籍なオリジナリティーを生み出すという、画期的な表現は一般的には受け入れられなかった。74年のコンサートを最後に解散、鈴木とメンバー間の音楽性の相違による不満が高まったのが原因の一つとされている。メンバーのうち、鈴木、武川、かしぶち、岡田、椎名は後にムーンライダーズを結成した。


「塀の上で」松本隆とは異なるアプローチで日本語のロックを編み出した名曲。

「月夜のドライブ」はちみつぱいの独特なムードが感じられる曲。

nice!(17)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Sentimental City Romance City Magic [CD]


シティ・マジック

シティ・マジック

  • アーティスト: センチメンタル・シティ・ロマンス
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2013/02/27
  • メディア: CD


1973年から2018年までライブを中心に活動したシティ・ポップ最重要グループであり、はっぴえんど直系の日本語詞と洗練されたウエストコースト・サウンドを聴かせた、センチメンタル・シティ・ロマンス。77年にリリースのサード・アルバム「シティ・マジック」はバンド・アンサンブルがさらにヴァージョン・アップし、スタイルがさらに洗練されている。当然アメリカのバンド、バッファロー・スプリングフィールドやイーグルスのテイストを取り入れ自分達の中で変換した、こだわりのコーラスワークとアコースティックとエレクトリック・ギター・サンドのブレンドされた爽快なウエストコースト・サウンドは素晴らしい、さらに従来の持ち味よりダイナミックになったリズム・アンサンブルのアプローチ感じられるなどバンドとしての新境地を感じられるアルバム。


「夏の日の想い出」極上のコーラス・ハーモニーと郷愁を誘うメロディが素晴らしいミディアム・ナンバー。

「ポテトチップスかじるすりる」タイトなリズム・アレンジとツインギターがカッコイイ!

「ステキッスキップ」フローター・サンウンドが冴える。

nice!(17)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Ann Lewis pink pussycat [CD]


ピンク・キャット

ピンク・キャット

  • アーティスト: Ann Lewis アンルイス
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


アン・ルイスがロック路線へと向かう過渡期のアルバムで、山下達郎プロデュースによるアン・ルイスのコンテンポラリー・ディスコ・ファンク路線のアルバムです。全11曲中8曲が山下達郎作品。山下達郎も演奏で参加し他に吉田美奈子、坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏、岡沢章、松原正樹、松木恒秀、椎名和夫、桑名正博、佐藤博、上原裕、斉藤ノブ等超豪華な面子がバックを担当。同時期に出した山下達郎のアルバム「Moonglow」仕上がりがの近い為、姉妹作とも言われている、桑名正博も一曲参加しているのも、良いアクセントになっている。この流れから翌年に山下達郎の名曲でアン・ルイスが歌うシングル曲「恋のブギウギ・トレイン」が生まれていくことになっていく。


「シャンプー」山下達郎の影の名曲、後の山下自身のアルバム「ポケット・ミュージック」でもセルフ・カヴァーしているほど、気に入っている曲。

「Alone in the Dark」Lamont Doziernの「Going Back to my Roots」を相似する和モノの真髄。

「Just Another Night」D・ウォーレン作のAOR バラード、水谷公生のギター・ソロも良い。

nice!(18)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

竹内まりや Beginning [CD]


BEGINNING

BEGINNING

  • アーティスト: 竹内まりや
  • 出版社/メーカー: アリオラジャパン
  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: CD


1978年にリリースされた竹内まりやのデビュー・アルバム、デビュー当初は自身がソングライティングした楽曲よりも他人から提供された曲を歌うことが多く、本作もほぼ提供曲で構成されている。作家陣には加藤和彦、安井かずみ、竜真知子、林哲司、大貫妙子、林哲司、杉真理、細野晴臣、高橋幸宏、山下達郎などが顔を揃えている。また参加メンバーが国内からセンチメンタル・シティ・ロマンス、高橋幸宏、鈴木茂、海外からリー・リトナー、マイク・ポーカロ、ジム・ケルトナー、トム・スコットという強力な布陣。デビュー当初は22歳で初々しい女子大生で、CMにも起用され、アイドル不在の時期と重なったため、当初はそのルックスも相まってアイドル歌手のような役割を担った。彼女の 初々しい歌声が聴けるアルバムである。

 
「グッドバイ・サマーブリーズ」作詞・竜真知子 作曲・林哲司

「夏の恋人」作詞・作曲・山下達郎

「戻っておいで・私の時間」ファースト・シングル 作詞・安井かずみ 作曲・加藤和彦


nice!(11)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

林哲司 Back Mirror [CD]


Back Mirror

Back Mirror

  • アーティスト: 林哲司
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


林哲司は20歳の頃にヤマハが主催する音楽スクールに入り、その後ヤマハの音楽雑誌「ライトミュージック」の編集などに携わる、73年4月にシンガーソングライターとしてデビュー、その後竹内まりやの「September」松原みき「Stay With Me」上田正樹のヒット曲「悲しい色やね」などの作曲者としても知られる日本の名作曲家、そんな 林哲司の2ndソロ・アルバムは自らの歌唱とアレンジで聴かせる楽曲は当時の70年代のメロウ・サウンドを感じられるアルバム、この後のアルバムに比べると完成度は高くはないがそんな70年代を感じられるサウンドが個人的には好きである。大好きな林哲司の名曲「RAINY SATURDAY & COFFEE BREAK」が入っていのも嬉しい、大橋純子&美乃家セントラルステーションのバージョンの方がチョット先にリリースされていたが、本作の曲でもコーラスで大橋純子が参加している。レコーディングに集められた、大村憲司(g)矢島賢(g)増尾元章(g)松木恒秀(g)水谷公生(g)安田裕美(ac-g)今井裕(kbds)羽田健太郎(e-p)小原礼(b)高水健司(b)岡沢章(b)村上秀一(ds)田中清司(ds)浜口茂外也(perc)斉藤ノブ(perc)ら精鋭達の仕事振りにも注目。


「Rainy Saturday & Coffee Break」コーラスと途中の英語で歌う女性は大橋純子。


「Rainy Saturday & Coffee Break」大橋純子&美乃家セントラルステーションのバージョン、アレンジも林哲司です。

nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

安部恭弘 FRAME OF MIND [CD]


FRAME OF MIND(紙ジャケット仕様)

FRAME OF MIND(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 安部恭弘
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2019/03/27
  • メディア: CD


安部恭弘は、77年杉真理の「MARI & REDSTRIPES」のメンバーでデビューするが杉真理が急病で解散、その後しばらくの間はディレクターやスタジオミュージシャンとして、スタジオレコーディングを手掛けたり、他アーティストのライブにコーラスとして参加しつつ、クリスタルキング、大橋純子、竹内まりや、稲垣潤一等への作曲提供をしていた、特に小田和正のソロ初期のステージにおけるギタリストぶりは印象深い。本作は85年リリースされたソロ・アルバムとしては4作目、デビュー当初からアレンジを一任されている清水信之のアレンジが完璧で安部恭弘の良さを引き出している。セカンド・アルバムだけチャーリー・カレロ(山下達郎のファースト・アルバムのアレンジをしていて山下のサウンドの元になっている)がアレンジをしているのも興味深い。セールスが振るわなかったものの間違いなく80年代を代表するシティ・ポップの名盤である。


「LADY スタジオライブ」

「So Good So Fine」

「Closes Your Eyes」

nice!(17)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

芳野藤丸 YOSHINO FUJIMAL [CD]


YOSHINO FUJIMAL (生産限定SHM-CD紙ジャケット仕様)

YOSHINO FUJIMAL (生産限定SHM-CD紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 芳野藤丸
  • 出版社/メーカー: マスクラット・レコード
  • 発売日: 2012/09/26
  • メディア: CD

SHOGUN解散後にリリースされた、芳野藤丸の初のソロ・アルバム、80年代のシティ・ポップ又はアーバン・ソウルの日本版的なアルバム。特に芳野藤丸自身の軽快なギターのカッティングがとても心地よいトラックが満載で、アナログA面はDay Time Side、アナログB面がNight Time Sideと名づけられ、テーマを持たせたシティ・ポップのコンセプチュアルな作品、アーバン・クルーズにピッタリの名曲や、SHOGUNの時のようなロマン溢れる世界で酔わせてくれる名曲も入っている。参加メンバーには同じレーベルメイトの松下誠(G)、スペクトラムのリズム・セクションの渡辺直樹(B)、岡本郭男(Dr)の2人、そしてプレイヤーとしてではないもののパラシュートの安藤芳彦(Key)が作詞で3曲で参加し、バックボーカルにはEPOと桑名晴子も参加、このレコーディング・セッション直後に結成するAB'Sのメンバーがガッチリとサポートした作品である。


「Who Are You」桑名晴子と芳野藤丸の歌声が心地良い。

「Free Way 5 To South」コーラス・アレンジも心地良い。

nice!(17)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

BUZZ BEST OF BEST [CD]


BUZZ BEST OF BEST

BUZZ BEST OF BEST

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: CD


高橋幸宏の兄、高橋信之のプロデュースで「BUZZ」を結成。高橋信之がCM業界で活躍していた縁で、日産スカイラインのCMソングを担当することになり、CMソングに起用された「ケンとメリー〜愛と風のように〜」でレコードデビュー。BUZZは小出博志(Key./Vo.)と東郷昌和(G./Vo.)のふたりで、高橋信之、高橋幸宏兄弟とアマニュア時代から親交があり、デビューから4人で曲作りをしていた、シティ・ポップ周辺のアーティスト、ミュージシャンとのレコーディングでのコラボも多く、ユーミン、山下達郎、高中正義、小原 礼、伊藤銀次、芳野藤丸らと都会的なポップスを作り上げてきた。このアルバムももそんなシティ・ポップのエッセンスの詰まった曲をセレクトして纏めたもの。


「ケンとメリー~愛と風のように~」作曲:高橋信之

「Tokyoサンバ」作曲:高橋幸宏

「サマービーチガール」 作曲:高橋幸宏、山下達郎がコーラスワークを担当

nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。