Marvin Gaye Let's Get It On [CD]
前作「ホワッツ・ゴーイン・オン」は、社会問題を取り上げ、幅広く受け入れられた、今回は一変して、恋人への愛情と性への欲求を表現した「レッツ・ゲット・イット・オン」偽りのない自分自身をさらけだしている、歴史の中でもひときわ官能的な作品のひとつ。バックにはプラス・ジョンソンやアーニー・ワッツ、さらにはクルセイダーズのジョー・サンプルやウィルトン・フェルダーといった豪華な顔ぶれが参加している。またマーヴィン・ゲイ自身もピアノの演奏をこなしていた。アメリカでは、3週間でプラチナ・ディスクとなり、全米アルバムチャートで首位のザ・ローリング・ストーンズの『Goats Head Soup(邦題: 山羊の頭のスープ)』に阻止されながら2位を獲得した。『What’s Going On』のアルバム最高位だった6位を追い抜き、前作の全米チャートよりも8週間多い合計61週間もの間、チャートインし続けた。
「Distant Lover」哀愁と官能を合わせ持ったラブソング。