GEORGE BENSON WEEKEND IN L.A. [CD]
77年L.A.ロキシー・シアターでの臨場感溢れるライヴ・アルバム、メロウ・フュージョン路線のベンソンの記録として満喫できる70年代のライヴ作品。プロデュースがトミー・リピューマの為、「ブリージン」の路線で、当時の流行を反映したような作風ではあるが(この感じが個人的には凄く良かった)、随所に光る超人的なギターや美しいヴォーカルはやはり真似できない。メンバーも、ジョージ・ベンソン(g,vo) ハーヴィー・メイソン(ds) ラルフ・マクドナルド(perc) フィル・アップチャーチ(g) ロニー・フォスター(key) ホルヘ・ダルト(key) スタンリー・バンクス(b)の素晴らしいな演奏力、二人の個性の違うキーボードプレイヤーもこのアルバムの魅力のひとつ、そしてジョージ・ベンソンのギターと歌が聴ける、まさに完璧なライブ・アルバムです。
一曲目の「Weekend in L.A.」ベンソンのギタリストとしての魅力が感じられる曲、後半のギター・ソロがジョージ・ガーシュインの「アイ・ガット・リズム」を引用しているのも面白い。
ジョージ・ベンソンのハートフルな歌声とホルヘ・ダルトのリリカルなピアノ・ソロが素晴らしい曲「It's All in the Game」と「Down Here on the Ground」を2曲聴いて下さい。
「It's All in the Game」
「Down Here on the Ground」