井田リエ&42NDストリート STEP IN MY HEART [CD]
井田エリは、20歳から米軍基地を中心にソウルミュージックを歌う女性ボーカリストとして注目され、アレサ・フランクリンの影響を受けていることで知られています。76年に井田リエ&42NDストリートを結成し、77年にデビュー、アルバム「STEP IN MY HEART」は80年にリリースされたサード・アルバムです。早すぎたレディ・ソウルといわれた井田リエとフュージョン・バンド、カリオカ でも活躍した永田一郎(key)や小田和正のバックバンド“Far East Club Band”でバンマスを努める園山光博(sax)ら今も第一線でシーンで活躍する腕利きミュージシャンらが顔を揃えた42nd STREETの演奏は確かな実力に裏打ちされたもので、井田エリソウルフルなヴォーカルと融合した極上のシティ・ソウルとなりました。作曲はギターの米倉良広が2曲を除き全て手掛けており、他は園山光博と黒住憲五によるものでした。ゲストにはブレッド&バター、そしてマイラ&ペニー(当山ひとみ)のコーラスなどもあり、前作までのソウル・ミュージック的なアプローチからシティ・ポップ、AORに的を絞った音作りが成されたいます。井田リエ&42NDストリートのメンバーは、井田リエ(Vo)南正幸(B)園山光博(Sax、Flute)上野義男(Dr)永田一郎(Key)米倉良広(G)。余談ですが、当時カリオカに参加していて、好きだったキーボード奏者の乾裕樹がストリングスのアレンジをしているのはチョット嬉しかったです。
「シルバー・エアライン」
「ラブ・タイム・グッド・タイム」
「Kaーkeーhiーki」
「ひと雨の風景」