Chocolate Lips [CD]
Chocolate Lipsは、サックスのジミー・ウィーヴァーを中心に、ベースのジェームス・ノーウッドの黒人二人とヴォーカルの藤原美穂で結成されたアーバン・ファンクのユニット。サックスのジミー・ウィーヴァーはドナ・サマーやコモドアーズ、JB、パーラメントなどのサポートで活躍したスタジオ・ミュージシャンで、日本では、もんた&ブラザーズのサポートメンバーでもあった。本作は、CHOCOLATE LIPSが84年に発表した唯一のオリジナル・アルバムで、ほどよく洗練されたサウンドと藤原美穂のキュートなヴォーカルは他には無い物だった。日本語の歌詞の譜割りがレコード会社に理解されずレコーディングに苦労したらしいが、日本語を乗せることを前提としてないメロディがほとんどで、日本語でこれだけファンキーに歌えることは当時としては珍しいことだった。もんた&ブラザーズのドラマーのマーティ・ブレイシーやCindyがコーラスとして参加しているのも嬉しい。80年代半ばに、まだ誰も成し遂げていなかった日本語によるアーバンかつファンキー、しかもポップというサウンドを確立さたパイオニア的存在。
「Foolish Girl」
「Sexy Eyes」
「MIDNIGHT STEP」
「Feel So Good (サイコー ノ キブン)」