Laura Allan [CD]
ローラ・アランは、カリフォルニア州出身のシンガーソングライターで、1970年頃にデヴィッド・クロスビーと出会い、認められてクロスビーの最初のソロ・アルバムでオートハープを演奏したのがこの業界でのキャリアのスタート、伝説のフェアファックス・ストリート・クワイアに在籍したのちこのソロ・アルバムを78年にリリース、ジョニ・ミッチェルの影響からかフォークの香りとフリー・ソウルとジャズに影響されているのが彼女の魅力。アルバムをプロデュースしているのが、70年代はオーリーンズやアンドリュー・ゴールドらを手がけて、このアルバムの後80年代にはブルース・スプリングスティーンやボブ・ディランのプロデュースで大物プロデューサーとなったチャック・プロトキン。バックを固めるミュージシャンもジェフ・ポーカロ(Dr)、チャック・レイニー(B)、ワディ・ワクテル(G)、ビル・ペイン(Key)、ヴァレリー・カーターとビル・チャンプリン(Cho)など、AORファンや70年代ウェストコースト・ロック・ファンの間ではローラ・アランの音楽性の高さは知れ渡っていたがなぜかセールスには結びつかなかった。ジャケット写真を見ると売る気があるのかと思える物である。
初春の雰囲気にぴったりのメロー・チューンの3曲を聴いて下さい。
「Opening up to You」.
「Slip And Slide」
「Come As You Are」