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松岡直也&WESING The Wind Whispers [CD]


The Wind Whispers

The Wind Whispers

  • 出版社/メーカー: アーント
  • 発売日: 2002/02/25
  • メディア: CD


松岡直也にとっては79年にリリースされた4枚目のリーダー・アルバム「The Wind Whispers」だが、WESINGにとってはデビュー・アルバムと考えていいい。当時松岡直也はラテン・ジャズ・ミュージシャンの間では知る人ぞ知る音楽家で、表舞台での活躍よりも裏方の活動が多く一般的には知名度高くはなかったが、このアルバムによって大きく注目されることになる。そのオリジナリティ溢れるの斬新なサウンドはWESINGのメンバーによるホーン・セクションを大胆にフィーチャーし、同じくWESINGのメンバーによる強靭なリズム隊からなるブラジリアン・リズムを中心としたラテンのビートとテーマの親しみやすく解かりやすいメロディと松岡のパワフルなラテン・ピアノが聴きどころ、またこのアルバムしか聴けない大村憲司と高中正義の二人によるギター・バトルが味わえたりと聴きどころが多いアルバムで注目された。WESINGのメンバーは村上秀一(Dr)、大村憲司(G)、中村裕二(B)、中島卸(Per)、ペッカー(Per)、武田和三(Tp)、中沢健二(Tp)、粉川忠範(Tb)、土岐英史(Sax)、伊東毅(Sax)で、ゲストに高中正義(G)を迎えている。


「A Season Of Love」アルバムの一曲目、中間部の演奏からスクエアの伊東たけしのサックス・ソロから始まり大村憲司と高中正義の8小節のギター・ソロのバトルの後にパーカッション・ソロとドラム・ソロが続き、エキサイトな盛り上がりを聴かせてくれる。

「My Wonder Land」ゲストの高中正義の為に書かれた曲、高中のソロがフィーチャーされる、松岡のローズ・ピアノのソロもトロピカルなムードを出している。

「Stormy Weather」躍動的なホーン・アンサンブルと松岡のダイナミックなアコスティック・ピアノによるリズムを軸に大村憲司と高中正義のソロがフィーチャーされる。


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