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Roger Nichols & The Small Circle of Friends [CD]


コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ

コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/06/22
  • メディア: CD

ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズが68年に発表した唯一のアルバム。リリース当時はセールスがともなわず、グループは解散となったが、後に“ソフト・ロックの聖典”として評価された作品。ロジャー・ニコルズは後にシンガーソングライターのポール・ウィリアムズと組み、カーペンターズやスリー・ドッグ・ナイトのヒット曲を作曲している。
68年の作品なので、後追いで聴き、ロジャー・ニコルズの才能に驚き、今聴いても決して古びた音楽ではない。66年のビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」のブライアン・ウィルソンの華麗な音作りやバンクーバー・サウンドなどに誘発されて、ロジャー・ニコルズたちが新しいポップスを追及したのがこのアルバムである。ストリングスとコーラスワークが秀逸のアルバムで、前に何回か紹介したニック・デカロもストリングス・アレンジを担当している、さらにこのアルバムでは、ビートルズ、バート・バカラック&ハル・デイヴィット、ジェリー・ゴーーフィン&キャロル・キングなどのカヴァーをしているのだが、そのセンスも抜群です。


「Don't Take Your Time」アルバムの1曲目、ロジャー・ニコルズの才能とグループの魅力が解かるもの。

「Love So Fine」軽快なリズムにのったリンダ・マクレオードの歌声が良い。

「I'll Be Back」ビートルズのカヴァー、センスもアレンジも抜群。

「Snow Queen」ジェリー・ゴーーフィン&キャロル・キングのカヴァー、コーラスワークスとストリングスが最高。



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