Delegation The Promise Of Love [CD]
デレゲイションは、イギリスはバーミンガムを拠点としたヴォーカル・ユニット。結成メンバーは、リッキー・ベイリー、レン・コーリー、ロディ・ハリスの3人で、75年頃にグループが始動したとされている。ちなみにリッキー・ベイリーは、10代の頃ジャマイカから両親と一緒にバーミンガムにやってきた人。イギリスの黒人(ミュージシャン)にジャマイカからの移民が多いことは有名な話だが、彼らもそんなメンバーを含むグループだった。76年に結成メンバーのロディ・ハルスに代わってレイ・パターソンが加入し、デビュー・アルバム「The Promise Of Love」が77年にリリースされる、そんなデレゲイションのサウンドを手掛けたのがケン・ゴールドとミッキー・デンのイギリスのソングライター兼プロデューサー・チームだ。アレサ・フランクリンやビリー・オーシャンやバリー・ホワイトや前にも紹介したイギリスのヴォーカル・ユニットのリアル・シングにも楽曲を提供している、二人の曲はアメリカのフリー・ソウルなどのエッセンスをイギリスらしいセンスで解釈したもので、このアルバムはその二人の作るサウンドにデレゲイションのソウルフルな歌声が乗り、スマートな仕上がりとなっている。
「The Promise Of Love」デビュー・シングル、ヒットはしなかったがケン・ゴールドとミッキー・デンらしい曲である。
「You've Been Doing Me Wrong for So Long Now」セカンド・シングル、やはりフリー・ソウルなどのエッセンスを感じられる。
「Oh honey」デレゲイションの代表曲するヒット曲。